「日本人が誤解する英語」(マーク・ピーターセン著)は、英語ネイティブのマーク・ピーターセンが、もっと英語はもっとシンプルだと訴えている本である。日本の英語教科書はとかくややこしく英語を説明している。
例えば、willについて以下のように述べている。
たとえば、私のよく使う英和辞典でwillを引いてみると、まず、こんなウソの"定義"に出会ってしまいます。
will:<単純未来> 〜だろう、〜でしょう
思わず、バカ言え、んなわけないだろう!?とクレームをつけたくなります。
はっきり言っておきましょう。willは「〜だろう、〜でしょう」という意味にはなりません。
willは単に未来の話をしているというだけである。それゆえ、<単純未来>と<意志未来>という日本の教科書に出てくる区別もない。
それなのに、"will"と"be going to"の違いは日本の教科書では教えない。こちらの違いは確かに存在していて、
- I'm going to meet him tomorrow.と言えば、もともと明日彼と会う予定があったことを表す。
- I will go there tomorrow. と言えば、今 彼と明日会おうと思ったということを表す。
まとめ
本書は、日本の英語の教科書がことさらややこしく説明していることを単純明快に説明している。英語に慣れてきた人には、本書の説明の方が良くわかる筈だ。
- 作者: マークピーターセン,Mark Petersen
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
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