RAW撮影のメリット
写真を撮るなら、断然RAW。
現像ソフトは、Lightroom3を使っていました。Lightroomの良い所は、表示が速く、現像も速いこと。特に、明るさや色合いのパラメータを調整するときに、リアルタイムに変更が表示に反映される点は、他のソフトに移行できない。たまにオリンパス PEN mini E-PM2に付属の現像ソフトを試すのだけど、この表示の遅さに生産性が上がらず、あきらめてしまう。
CP+ 2014で何枚かの写真を撮って帰ってきた。展示会での撮影は、上からの照明がきつく、顔に暗い影ができる。RAW現像でこの陰を消すと、ずいぶん見違える写真になる。しかし、目の下のしわが強く出でいるときは、これが目立っていまいちな出来になる。Lightroom5ではしわ消しが簡単になったと聞いたので、思い切ってLightroom5を購入した。
Lightroom5の実力
まず、下の写真がCP+ 2014で撮影して、素にJPEG変換した写真。白い背景でさらに白い服を来ているため、顔が暗くなっている。明るい色の背景や服の明るさにカメラの露出が引きづられているためだ。「白い色が多い被写体は、露出を一段挙げましょう」というアドバイスの活きる、典型例である。しかし、露出を上げると背景が白飛びするので、なかなかうまくいかない。スタジオの撮影であれば、顔に照明を当てるケースだ。
そこで、Lightroom5で全体的に明るくしたのが、下の写真だ。ずいぶん顔が明るくなった。しかし、顔が明るくなった分だけ、目の下のしわが目立つ。照明が上から当たっているせいだ。
Lightroom5の修正機能で、目の下のしわを消したのが下の写真だ。ずいぶん印象が変わった。若々しく見える。このしわ消しは、カメラの設定では絶対出来ない。レフ板を使って下から光を当てると消せるが、展示会でそんな撮影はできない。Lightroom5を使えば、撮影後にこういった修正が出来る。
最後に、顔だけを少し明るくした。服や背景の明るさは変えていないので、白とびすることもない。
素のJPEGと最後の写真を並べて見ると、下のようになる。ずいぶん綺麗になった。
修正前 | 修正後 |
RAW現像のすすめ
スタジオで照明を色々変えて撮影しなければできない表現を、Lightroomで行うことができる。明るさや色合いのパラメータを変える際に、リアルタイムで表示が変わるため、絵を確認しながらパラメータを追い込むことができる。
Adobe Photoshop Lightroom 5 Windows/Macintosh版 乗換え/特別提供版
- 出版社/メーカー: アドビシステムズ
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (6件) を見る
Photoshop Lightroom 5 プロフェッショナルの教科書 思い通りの写真に仕上げる現像の技術
- 作者: 高嶋一成
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る