kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



過当競争な携帯電話の研究

「標準特許、利用巡り紛糾 各国で訴訟相次ぐ保護か公益か揺れる」(日経新聞 2014年3月24日 朝
刊)によると、携帯電話の標準に関わる特許って、標準化団体3GPPが把握しているだけでも1889個もあるんですね。現在、携帯電話の第4世代に関する規格化が行われていますが、研究者はこれに対して特許を出す意味が見いだせないのではないだろうか。いまさら、100個や200個の特許を取っても存在感を見せられないだろう。

サムスンが争っている通信規格特許は、1889件ある標準規格特許のうちの1つにすぎない」。知
財高裁で2月に開かれたアップル・サムスン訴訟の弁論で、アップル側はこう強調した。標準規格
は通信機器などの互換性を持たせる社会インフラで、そのうちの1つの特許を侵害したとして差し
止めるのは市場の混乱を招くと訴えた。

この記事の元になったのは、東京地判平成25年2月28日(平成23年(ワ)第38969号)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130322172650.pdf

UMTS規格の必須特許であると宣言されている特許ファミリー1889のうち,
(中略)