テレビで「駆け込みドクター」を見ていて、ドクターのセリフに思わず突っ込んだ。「日本人に高血圧な人は大変多いのです」「原因は、塩分の取り過ぎ、そして、食の欧米化です」
「日本人に高血圧な人は大変多いのです」というセリフから、日本の高血圧な人の割合は世界の各国と比べて高い。」と聞こえるわけです。でも、「(原因は)食の欧米化です」ということから、欧米では高血圧な人は多いことが想像できます。そこで、オイオイと突っ込むわけです。「日本人に高血圧な人は大変多いのです」って、どういう言い方なんだと。
もともと、テレビのエンターティメント番組は、危険を煽っておいて、解決法を出すという構成です。○○は危険なのです。エーー、こわーい、実は○○を防ぐ方法があるのです。しりたーい。という構成です。
「全脳思考」の構成は、このテレビ番組のようです。まず、危険を煽る、次に解決法を示す。ただし、危険を煽る部分が長いことと、提示される解決法が具体的でなありません。エンターティメントとして読むには良いですが、今日から自身の行動を変えようとすると困るでしょう。で、何をするんだ?って。
全脳マップというフレームワークを本書は提案している。何故、これが役に立つのか上手に説明されていない。そうはいっても、試してみるとご利益はあるのかもしれない。
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: Kindle版
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