kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



池上彰と考える仏教ってなんですか?

 本書は、池上彰氏ならではの分かりやすく仏教ってそもそもなんなの?ということを解説している。
 世界の3大宗教は、イスラム教、キリスト教、仏教である。そのなかでイスラム教とキリスト教はいわば兄弟の関係にあるなかで、仏教というのは特殊な宗教である。日本人が仏教を意識するのは、お葬式が主たるものだろう。では、なぜお葬式と仏教が結びついているのか?お葬式以外は仏教を意識しない人も、戒名など仏教の様式に拘るのはなぜか?このあたりの解説が面白い。
 日本のお寺(仏教)は、檀家制度を持っている。この檀家制度は、キリスト教対策として江戸時代に始められた。住民の各々が、必ずどこかのお寺に属するように義務付けることで、キリスト教徒でないことを証明させようと江戸幕府は考えた。この制度は、お寺にとっては都合の良いもので、盆暮れの供養をさぼる住民には、お寺に属する証明を拒否する。そうすることで、住民は幕府に対してあらぬ疑いをかけられるという困ったことになる。こうして、盆暮れの供養や、葬式をお寺に頼むという体制が固まっていった。 このように、今では当たり前と思っていた檀家制度が、キリスト教対策として始まっていたことを、本書は教えてくれる。


池上彰と考える、仏教って何ですか?

池上彰と考える、仏教って何ですか?