kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



宝塚歌劇団 白夜の誓い

 宝塚歌劇団宙組による「白夜の誓い」を観てきました。
 宝塚歌劇団とは、女子だけの演劇団でいわばミュージカル劇団です。女子が男役をする点で、うぁーっと思う方もいると思います。私自身、宝塚を観に行った経験は殆どありません。
 「白夜の誓い」のストーリは、スウェーデン国の王子が王位を継承し、当時の貴族中心の古い考え方から、民衆中心の新しい考え方に則って政治をすすめ、その先進性故に周囲の友人に理解されずに殺されてしまうというものです。
 歴史的には、絶対君主制という考え方があって、王権というのは神から授かったもので王様には絶対従わなければならないという考え方がありました。人間は平等という考え方ではないわけです。その王様に反抗したフランス革命というのは当時の考え方からするとびっくりする運動だったわけです。
 宝塚の公演は、独特のスタイルで行われます。きらびやかな衣装、すぐ歌う(ミュージカルですから)、派手な化粧。そういったスタイルが好きか嫌いかはここでは置いておきます。今回の公演で、目を惹くのは、出演者一人一人が良くトレーニングされていることです。動きの一つ一つが美しい。舞台の端にいる出演者でさえ、神経の届いた動きをしていました。
 今回の出演者は総勢50名程度だと思いますが、よくトレーニングされた50名による舞台というのはやはり見応えがあります。こういうものを文化と呼ぶのかなぁと、思いました。