kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



フランスで起きたテロに思う

フランスのパリにある新聞社への襲撃事件以来相次いだ一連のテロ事件で、殺害された容疑者の1人が、国際テロ組織アルカイダ系の中東イエメンの組織と強いつながりがあったとみられており、捜査当局は、資金面など具体的にどのような支援を受けていたのかを中心に、捜査を進めることにしています。

(「仏テロアルカイダ系組織とのつながり操作」(NHKニュース))

今回のテロは、イスラム国かと思ったのですがアルカイダのようです。
 
 イスラム系のテロの話はわかりづらいので、まず整理をしましょう。最近、ニュースでよく取り上げられる組織は3つ

タリバンは、アフガニスタンで活動する組織で、アフガニスタン人の難民がパキスタンで教育されたと言われています。アルカイダは、米国の貿易センタービルにジャンボジェット機で突っ込むというテロを実行した人たちで、まとまった組織というより世界的なネットワークを作っている集団と言われています。最後のイスラム国は、シリアとイラクで活動しています。

最近、ニュースでよく見るのはイスラム国です。ネットやSNSを活用して世界から戦闘員や支持者を集めている。イスラム国に感化されたカナダ人の青年が、カナダの国会議事堂で銃撃した。カナダがシリアのイスラム国の空爆を行うことに対する報復である(例えば、『「社説:カナダ銃撃 イスラム国」の幻想砕け』(毎日新聞))。また、オーストラリアのシドニーでの立てこもり事件も、イスラム国に感化された人間の可能性がある(例えば、『イスラム過激思想の「一匹おおかみ」に脅威 米国』(産経ニュース))。こうしてみると、イスラム国は、シリア・イラクでの活動を中心とし、その活動を邪魔する国に関しては、その国でテロを起こすという動きに見える。
 
 一方、アルカイダは、広域にネットワークを持っているだけあって、広域に散発するテロがアルカイダを名乗る場合が多い様です。

 イスラム教徒が皆テロに加担しているわけではなく、一部の人間がテロ活動をしているのですが、イスラム教およびそれに関する民族や国家に関する知識が足りないように思います。そのため、ニュースを表面上の理解はできても、”なにか怖い”以上の実感が得られない、そんな状況だと思います。「イスラム」という言葉で思考停止しないために、もう少し知識を手に入れたいと思います。