「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」、なんてパンチの利いたタイトルだ!。このタイトルに惹かれて読んだ。
仏教の知恵を生活に生かす方法を教えてくれる本*1。
自己啓発本を読んでも、実践できない。それは、実践するための方法論が分からないためだ。本書は、仏教を方法論として解説する。
仏教とはいうのは「現象学的な物の見方」を自分の手に受け止め、それを実践していくための方法論というとらえ方ができると思うのです。
宗教というと、なんだか気恥ずかしいところがある。それを方法論として捉えるというのは、面白い。どう生きるかについての方法論。それが、本書に示すものである。
併せて「しない生活」を読むと、一層理解が深まる。
- 作者: 名越康文
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*1:実は、サブタイトルの「晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義」を見ていなかったため、読み進めるなかで意外な展開に驚きつつ楽しく読んだ。