昨日のRAW現像の続きを書きます。RAW現像の基本は”明るさ”の調整と”色”の調整です。今日は、”明るさ”の調整について詳しく書きます。
サンプルとして以下の写真を使って説明します。女性の右の背景が明るいため、被写体の女性が暗く写ったものです。
ヒストグラムで確認すると以下のように暗い画素が多い、つまり暗い領域が大きいことが分かります。
明るさの調整は、まず"露光量"を使って全体の明るさを調整し、次にトーンカーブを使ってヒストグラムがなるべく台形(すべての輝度値で同一画素数)になるように調整していきます。下の写真のようにトーンカーブの左を持ち上げると暗い画素が注輝度に変更されます。
これにより、写真の女性が明るくなりました。
ヒストグラムで見ると次のように、中輝度の画素が増えていることが分かります。
これだけでも良いのですが、Lightroomの円形フィルタを使うと、特定の場所だけ明るさを変えることができます。
最終的に完成した写真が下です。
最初の写真と比べると、ずいぶん印象が変わります。
オリジナル | |
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明るさ調整後 |
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