kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



国産ロボットがグーグルに買われると嘆く、島国根性

イノベーションの最前線東大発ベンチャー・シャフト元CFO激白世界一の国産ロボットはなぜグーグルに買われたのか「支援する枠組みは行政に無い」――日本からジョブズが出現しないのはなぜか文芸春秋)

 タイトルに「世界」「国産」「行政」とあることから、国産の良い企業が米国のGoogleに買われる、行政がそれを防ぐと良いのに、、という記事にこれは思える。
 記事の中身を読んで、それは勘違いだと分かる。

 ルービンと初めて出会ってから四時間半後――。彼が顔を真っ赤にして言いました。

「本当に素晴らしい技術だ。君たちが出資を受けたいなら、それを実現することは可能だろう。だが、ヒト型ロボットの産業を本気で立ち上げようと思ったら、君たちだけの力では足りないと思う。世界中から天才を集め、ドリームチームを作って一緒に世界を変えないか。君たちに会社を売るという選択肢があるのなら、我々はそれに応じる準備がある」

 それはグーグルによるシャフトのバイ・アウト(買収)の提案でした。

 グーグルは米国のために動いていないのだ。グーグルは、「世界」を変えるために「世界」から天才を集めた「世界」レベルのドリームチームを作りたい、と言っている。こういう規模で考えるグーグルに、文芸春秋は米国 vs 国産という構図で問題を捉えている。島国根性というのだろうか。