kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



教育が原因なら、学べば良い

日米仏の思考表現スタイルを比較する - ベネッセ教育総合研究所

 「思考表現スタイル」≒「コミュニケーションの基本となる型」とし、これが日米仏で異なる。その違いを生んでいるのは各国の初等教育の違いである。上の記事はこんなことが書かれている。

 ここでは、日米仏で違いがあるから日本は米仏に比べ劣っているとか、日本の教育をどう変えるべきかなどと私は言うつもりはありません。ただ、上の記事を読みながら考えたことを書いていきます。
 上の記事が書いていることを乱暴にまとめると、

  • 日本の子供は時系列で話を追い、それに対して米国の子供は結論とその理由から物事を表現する。
  • 日本の国語教育は「読む」ことが中心、米国の国語教育は「書く」ことが中心。
  • 日本の歴史教育は、時系列に出来事を追う。米国の歴史教育は出来事が起こった原因を追う。

こうやって見ると、日米の教育はずいぶん異なることが分かります。

 私の仕事生活を振り返ると、若手の日本人のビジネス報告は、判断を読み手に任せるような所があると思います。例えば、何かトラブルがあった時に「これが起きて、それでAさんがこうして、Bさんがああして、こうなりました。以上です」というレポートを目にします。つまり、時系列に説明が続き、一通り出来事を述べて終わり、というパターンです。
 「で?!」これが、こういうレポートを読んだ上司の反応でしょう。レポートの書き手にすれば、しっかり報告したつもりでしょうけど、うまく伝わっていません。なんだかもったいないと思う事例です。
 こういう行き違いの起こる原因は学校教育にあるんだと、上の記事を読んで思いました。
 原因が教育にあるならば、お勉強すれば良いわけです。お勉強の手順は、まず型の認識、そして練習です。
 汎用的に使える型として次のものはどうでしょう。

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 [タイトル(例えば、今月の進捗の報告)]
 [結論(例えば、進捗は順調です。あるいは、一部遅れがあります。)]
 [理由(例えば、今月の予定・目標は○○、それに対して実績は△△。予定を達成した。)]
 [今後の予定(例えば、本件は順調なので、来週休みます。)]
 [まとめ(上の理由の文章量が多い場合に書く。上の結論を繰り返すだけでOK)]

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簡単でしょ。