kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



人生を面白くする 本物の教養

 著者の出口治明氏は、ライフネット生命のCEOとして滅茶苦茶働いているにもかかわらず、

仕事とはあえて言えば「どうでもいいもの」

と言い切る。

 このように私の行動基準は「面白かどうか」がすべてです。ビジネスの要件は、面白い面白くないにかかわらず、済まさねばらならない責務です。責務はミニマムが望ましい。けれども、面白ことはマキシマムにしたい。「責務ミニマム、面白いことマキシマム」が私にとっては人生の理想なのです。

このように、著者は、面白いことを最大化するよう心掛けている。
 面白いものを増やし人生を楽しむツールが、「教養」である、著者は言う。「心の幅」があれば人生は面白い。知らないことは楽しめない、という。
 知識が教養となったかどうかの目安は、「自分の頭で考えられる」こと。教養により世界を理解することは、楽しい。
 教養を身につけるために、著者は本を読む、人と会う、旅に出る、ことを勧めている。ただし、面白しろそうな本・人・旅に限る。
 本を読むときや、人の意見を聞くとき、注意点がある。分かり易い話は、枝葉が落ちていて、分かり易い部分だけが伝えられる。この分かり易い部分だけを知っても、「自分の頭で考えられる」ようにはならない。全体像を知り、その上で幹(本質)と枝葉を自分の頭で仕分ける作業が必要である。

まとめ

 世界を理解することは、楽しい。この価値観がとても新鮮に思う。そして、世界を理解し、人生を楽しむためのツールが教養なのだ。
 本書は、教養を得て人生を楽しむ。そんな人生を過ごす考え方が詰まっている。