すごいものをみつけた。アニメ「昭和元禄落語心中」。
TVをつけたらたまたまやっていた。第1話の出だしで、刑務所を出た男が寄席に直行する。落語家に弟子入りするためだ。詳しくは、下の動画を見て欲しい。
物語全体を貫くトーンが独自である。登場人物のそれぞれが強い想いを秘めていそうで、決してそれを表に表さない。セリフもよく練られていて、心情や場面を説明し過ぎない。遊楽亭八雲の声優(wikipedia:石田彰)の声も良い。抑揚を抑え気味でいて、有無を言わせない迫力がある。
これは、大人のアニメだ。セリフ・声色・抑揚・間、こういった細部を味わう作品だ。
- 作者: 雲田はるこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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