Bitcoinが流行ってますね。儲かるんだってね。盛り上がっています。
NHKもBitcoinを取材したら放送しちゃいけない人を取材したらしく、放送後に盛り上がったりしていますね。
これだけ盛り上がると色々危ないなってみんな感じていると思います。
でも、その危なさが良く理解されていないと思うんだ。もちろん新しいものには危なさが付きまとうのは当然。Your Own Riskでね、というのは当然としても。Bitcoinを誤解したままでリスクを取るのもどうかと。
そこで、ネットの誤解を記しておこうと思う。
誤解1:Bitcoinは分散型のデータ管理である
仕組みとしては分散型なのですが、マイナーの80%は中国系の4つの組織で占有されています。これって分散とは言いませんよね。
誤解2:Bitcoinは改ざんが不可能である
Bitcoinの分散台帳はブロックチェインになっていますよね。これを書き換える(改ざんする)ためのハッシュ値の計算量が大きいため、改ざん不可能と思う人がいるようです。
でも、計算パワーは実は占有されてるらね、彼らが結託すれば改ざんできちゃうよね。
誤解3:Bitcoinは世界通貨になる
Bitcoinはその仕組み上、スケールしません。
2017年8月1日にBitcoinが分裂したよね。あれって、Bitcoinの流通量が増えて処理しきれなかったのが原因だ。
そんなスケールしない仕組みが世界通貨になるわけないよね。
Bitcoinの取引量は7億ドル/日しかないんだよ。日本のお金の流通量って25億ドルくらいだから*1、日本をまかなうことすらできないんですね。世界なんてムリムリ。
誤解4:Bitcoinの価格は需給で決まる
「仕手株」っていう言葉を知っているかな? 投機家と呼ばれる人が、財力に物を言わせて株を売買すると、株の価格が大きく変わるんだよ。
また、イギリスの通貨ポンドが、ジョージソロスのおっちゃんに売られて、めちゃくちゃ値下がりしたポンド危機ってやつもあったよね。
流通量の少ないお金は、売り浴びせとかされると一人のお金持ちの力で大きく値下がりするんだ。
まとめ
Bitcoinって新しいもので遊ぶのもいいけど、自己責任(Your Own Risk)でね。そのためには、Bitcoinを正しく理解しよう。ネットの情報は結構間違っているからね。