シェエラザードを育てて5年目になります。そろそろシェエラザードについてまとめる良いころ合いだと思い、本エントリを書くことにしました。
結論から言うと、シェエラザード、良いですよ。綺麗で、丈夫で、育てやすくて。
シェエラザードとは?
バラ苗の販売店である「バラの家」の木村卓功さんが作出したバラが、シェエラザードです。木村さんの作出したバラにはロサオリエンティスというブランド名がついており、ロサオリエンティスのシェエラザードと呼ばれることもあります。作出されたのは2013年です。
シェラザードとは、千夜一夜物語(別名アラビアンライト)で王に話をする賢い女性の名前。
シェエラザードの説明を、「バラの家」のホームページから引用します。
バラはつぼみが一番良くて、
芯が割れてぱかっと開いちゃうとあまり綺麗じゃないの。
さんざん言われ続けた身としては(笑)
そうじゃないバラもあるでしょ。と言いたい^^
そう、花色も花型も、開花のどのステージでも魅力的なんですよ。
そしてダマスクとティーをベースにフルーツが少し混ざるような、
個性的な香りも良いですよ〜♪
そして香りが良いのに花持ちも結構よくて、
欲張りな子だな〜思っちゃいますよ(笑)
そんな中輪の花が房に咲き、それはそれは見事ですよ^^
シェエラザードは香りがよく、2014年に国際香りのばら新品種コンクールで銀賞を受賞しています。
また、シェエラザードは日本だけでなく、フランスでも販売されています。
シェラザードの花の特徴
一番の特徴は、その花びらの形。ツンツン尖った花弁はかなり個性的です。古典的なバラの花(剣弁高芯咲き)とは違うモダンな花形です。私は、この花の形が好きです。
賞を取るくらいですから花の香りは強いです。香りの種類を文字で表現するのは難しいのですが、ダマスク系の香りですね。
花もちは良く。春でも1週間程度持ちます。秋はもっと長く花がもちます。また、花が開き切っても形が崩れない点はシェエラザードの美点です。
下は、花ガラとして切りとった花ですが、まだとても美しい。
花付きは良く、春も秋もずっと咲いています。また花数も多く、放っておくと株が疲れてくるのか、花の色は薄くなり淡いピンク色になります。「咲きすぎだろうシェエラザード」とつぶやきながら、私は適当につぼみを落として花数を減らしています。
育てやすさ
シェエラザードは育てやすいですよ。
暑さにも強いです。2015年の夏は暑くて、私の育てているバラがいくつか枯れましたが、シェエラザードは全く平気でした。
病気にも強く、黒星病・うどんこ病ともに困ったことはありません。もちろん黒星病で葉が落ちることはありますが、新しい葉が出てくるので株の調子が落ちたことはありません。強い子です。
虫に対しては普通です。気が付くと葉が虫に食べられていたりします。新しい葉が生えてくるので株が調子を落としたことはありません。
一度だけハダニが発生したことがあります。殺虫剤をあんまり使わないのですが、このときは殺虫剤をかけて退治しました。
まとめ
ロサオリエンティスのシェエラザードを育てて5年目になります。これまで育てた様子をまとめました。
シェエラザードは花形が個性的で、香りがよく、花もちのよいバラです。また、日本で作出されたバラだけあって、日本の夏の暑さにも平気な丈夫なバラです。
これまでの育てた様子は「新バラ シェエラザード」から辿れます。よろしかったらこちらもどうそ。