kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



暴走自動車の事故は誰のせい?

 自動車のブレーキとアクセルを踏み間違えて車が暴走する。最近、こんな事故をよく目にします。マスコミ報道では、ドライバーは高齢であることが多く、老化の衰えによる事故だと思っていました。

 その認識を変える統計が出ました。これによると、若い者の方が多く事故っているようです。

headlines.yahoo.co.jp

 

 マスコミに報道されることの多い物事ほどよく起こると思い込むのは、認知のゆがみとして有名。”老人だからペダルを踏み間違える”とみんなが思い込むと、老人の踏み間違い事故の報道が多くなり(世の中にウケるから)、報道が増えると余計に”老人はペダルを踏み間違える”と世の中が思い込む。認識の強化ループがそこにあります。

 

 どの世代がペダルの踏み間違い事故を起こすのか知ることには目的が必要しょう。ネットでは、世代対立のネタにしている記事を散見しますが、世代対立には意味がない。踏み間違い事故を防ぐ対策が世代によって異なるのであれば、一番事故の多い世代に向けて対策を打ちましょうというストーリを意識しないと、せっかくの統計が役に立たない。

 

 若者の事故が多いとして、どう対策が打てるでしょうね?若者は運転技術が未熟だから事故るというのが一般的な見方です。だとすると、トレーニング機会を増やすしかなさそうです。

 

 技術によって解決するなら、自動運転が一番有望。ペダル踏み間違え機能を備えた車は多く売られています。しかし、すべての自動車がそのような機能を持ったものに入れ代わるのは10年程度の長期間が必要でしょうから、やはり若者向けにトレーニングするのでしょうね。