冷蔵庫無しの生活が終わった。
冷蔵庫が壊れてしばらく冷蔵庫無しで暮らしていた。不便だけど困りはしていなかった。朝飲むオレンジジュースは常温で、夜飲むビールはコンビニから家に運ぶ間にぬるくなっていた。それはそれでまずいわけではないし、まぁアリかなっと思う。昼は外食、夜も外食、たまに弁当。野菜が足らないなと思うときはスーパーのカット野菜を買って食べる。
冷蔵庫が無いと安売りの時にのまとめ買いはできない。それってコスト高だと思う。外食だって高い。でも、冷蔵庫を買うのだって高いし、それに生活コストを下げたから偉いという訳でもない。
ゴールデンウィークに冷蔵庫が壊れた。それが冷蔵庫無しの生活が始まった理由。
冷蔵庫がエラー表示を出して冷えなくなった。ネットで調べると、コンプレッサー異常のサインらしい。電源プラグを抜き差ししていると少しの間復活するので、それでしのいでいた。それがある日、電源が入らなくなった。サービスに電話してサポートを呼んだり、サポートが家に来て調べると冷媒が抜けていてすぐには治らないと言われたり、諦めて新しい冷蔵庫を買いに行ったら配達に時間がかかると言われたり、なんだかんだで冷蔵庫無し生活が続いた。
冷えなくなった冷蔵庫の中から食品を取り出し捨てた。バター、チーズ、わさび、ケチャップ、、。賞味期限のとっくに切れたものも多い。中には、持っていることを忘れていたものもある。
新しい冷蔵庫が届いて一週間。冷蔵庫の中はスカスカ、ビールが数本以外にはほとんど何も入っていない。
これから少しづつ中身が増えていくのだろう。いるのかいらないのかはっきりしない、安いからといってまとめ買いし、使わないものが。