ジャイアント約束をした。その約束をジャイアンを守らない。だから約束はご破算だと思ったら、「お前は約束を破っただろ!」とジャイアンが因縁をつけてきた。
アメリカトランプ大統領がイランに対してやっていることは、このジャイアンと同じだ。つまり、
(1)トランプ大統領はイランとの約束を破った。
(2)イランはトランプ大統領との約束をご破算にした。
(3)トランプ大統領はイランに因縁をつけた。
さて、この度トランプ大統領は、有志連合でイランに対抗することを呼びかけた。これは、日本は困った。日本はイランと友好関係にある(石油が大切な日本は、産油国のイランとの関係を大事にしている)。トランプ大統領は日本にお友達のイランを裏切れと迫っている。ジャイアン流に言えば、「お前、俺とアイツのどっちの味方なんだよぉ」と日本に迫っている。日本は、お友達とジャイアンのどっちを取るのか?
日本以外の国はどう思っているかというと、ジャイアンが破った約束(核合意)を守らせる手立てがなくて困っている状態。
欧州も有効な対応策は示せず、核合意を救うための見通しは立たなかった。
まとめ
ジャイアンが約束を破った。約束相手がそれなら俺も約束を守らない、と約束自体が壊れた。しずかちゃんや出木杉君は、「困ったわぁ、ジャイアンを止めることはできないわぁ、壊れた約束を元に戻せないかしらぁ」と言っている。
アメリカ(ジャイアン)とイラン(約束相手)の核合意(約束)を巡る状況をこのように見ている。周りの国は「こまったわぁ」でどうしていいのか分からなくて傍観していると、「お前は、俺とアイツのどっちの味方なんだよぉ」とジャイアンに日本やヨーロッパの国は問い詰められている。