kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



トヨタ ライズに乗った印象

 車を探しています。今は、排気量2Lのセダンに乗っていますが、これが古くなってきたため乗り換え用に少しコンパクトで安全装備の充実した車を探しています。

 今回、トヨタのライズをレンタカーで2日間借りてじっくり乗ったので、その感想を残しておきます。全走行距離約200km(正確には185.5km)と長距離走ったことと、山道・高速道路・細い道・街中など様々な種類の道路を走ったため(具体的には伊豆半島を走り回りました)、ライズについてはしっかり分かったと思います。

 

 

ライズとは

 ダイハツがトヨタにOEM提供している車がライズで、ダイハツからはロッキーの名前で売っています。ダイハツからのOEMというとPASSOが思い浮かび、当時PASSOが大いに売れたことを思い出します。

 ライズの特徴は、絶妙なサイズ感。コンパクトなSUVという位置づけで、エンジンは1Lターボを搭載しています。

 社内の広いコンパクトカーが欲しい、大人数が常に乗るわけではないのでトヨタRAV4では大きすぎるんだよなぁという方にグッとくる車だと思います。また、街乗り中心で高速道路に良く乗るわけではないからエンジンも1.5L以下で良いよという方にも、グッとくる車だと思います。

 実際、私は少人数で街乗り中心なので、取り回しの良いコンパクトさと広い室内、そして1Lエンジンの維持費の安さ(自動車税が安い)がとても魅力的に写ります。

 

 数値的な部分も書いておきます。比較のためホンダ フィットの1.3Lガソリンエンジン車と比較してみます。

  ライズ(1Lターボ) フィット(1.3Lエンジン)
車重 970kg 1070kg
最高出力 72kW/6000 rpm 72kW/6000rpm
最大トルク 140Nm/2400~4000rpm 118Nm/5000rpm

 

 こう見ると、とてもよく走る車であることが分かります。ポイントは3点、特に2400rpmから最大トルクが出ることが一番魅力的です。

  • 車重が軽いこと(フィットより100kgも軽い)
  • 最大トルクが大きいこと(フィットよりも22Nm、19%大きい)
  • 最大トルクが出る回転数が低いこと(なんと2400rpmから最大トルクが出る!)

 

 

200km走った感想

 ライズの4WD車で、約200km走った感想を書きます。

 

まず良かった点

  • やはり車内は広くて気持ちいい。トヨタ ヤリスやマツダ mazda2よりも一回り広い。
  • コンパクトな車体は取り回しが良く、山の細いワインディングを走っていても楽々でした。車体が軽いこともあって左右に車体を振り回してもクイックに反応してくれます。私の後ろにアルファードが走っていましたが、さすがに細いワインディングはしんどそうでした。
  • 1Lターボエンジンはパワフル。山道の上り坂や、高速道路走行にも全然不安感の無いパワフルさでした。車体が軽いこともあって余裕でした。私は、現在2Lエンジンに乗っているため、1Lターボではパワー不足ではないかと疑っていましたが、全く大丈夫でした。

 

次に気になった点

  • 山道のワインディングを走っていると、時速45kmくらいから急にハンドルが重くなります。最初はレーンキープアシストのモーターがハンドルを回そうとしているのかと思いました。街中の走行では全然感じないのですが、山道のワインディングでは、故障じゃないのかと思うくらいにハンドルが重かったです。
  • エンジン回転数が2000rpm弱(1800rpm~1900rpmくらい)でエンジン音がうるさい。2000rpmを越えるとまた静かになるのですが、上り坂などで2000rpm弱で一定走行しているとエンジン音がうるさくて運転していて不快でした。
  • ブレーキペダルがガタつく感じがします。これも、街乗りでは気にならなかったのですが、山道をしばらく走っていると、ブレーキペダルがガタついている感じになります。何が起こっているのでしょう?
  • 細かい点ですが、ウィンカーの音が軽い。あまり好きな音ではありません。

 

最後に面白かった点

  • 良い悪いではなくて、今乗っている車と違いが大きくて面白かったのは、アクセルオフしてから惰性走行していると非常によく転がっていきました。走行抵抗がとても少ない感じがします。例えば、前方で信号が赤に変わってアクセルオフにすると、スーッと先まで進んでいきます。

 

そして燃費

  • 燃費は13.7km/L(走行距離185.5km, ガソリン13.5L)でした。ターボエンジンってもっと燃費の悪いイメージがありましたが、すごく良いのだと思いました。

 

 

まとめ

 トヨタ ライズで約200km、様々な道(山道、細い道、高速道路、街中など)を走りました。

 絶妙に程よいサイズ感の車体は、車内が広くて快適で車体はコンパクトで運転しやすい、また、軽い車体は山道のワインディングで軽快でした。また、1Lターボはパワフルで、特に低回転から最大トルクを出すエンジンは全く余裕の走りでした。

 

 今回、山道を走ったからこそ気づくことができた気になる点(エンジン回転数2000rpm弱でエンジン音が大きい、ハンドルが重くなる、ブレーキペダルがガタつく)を発見できたことは、とても良かった。