kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



バラの冬剪定、今年は違うやり方で

 薔薇の冬剪定をしました。

 

冬剪定の情報がバラバラでよく分からない

 そもそも、冬剪定は難しいと思っています。教科書を読むと書いていることは大体次のようなことです。

  • 鉛筆くらいの太さの場所で切る
  • 外芽で切る
  • 思い切って 1/3の高さ(本によっては 1/2)で切る
  • 花が咲いた時の花枝の長さを意識して、咲かせたい位置になる高さで切る
  • 樹形を整えて(中心を少し高く、外側の枝を低く)切る

私は10年以上バラを育てていますが、冬剪定をする度にこれらの条件を全部満たす都合の良い場所は無い、と思いながら切っています。

 また、有害な情報もネットにはあり、例えば「シュートを出すために思い切って深く切る」とか「深く切って株をリセットする」などは薔薇を弱らせる有害な切り方に思えます。薔薇以外の樹木の剪定の教科書を読むと、「深く切ると樹勢が弱まる」あるいは「樹勢を削ぐために太い枝を切る」と書いています。薔薇も同様に深く切ると樹勢が弱くなる可能性があります。

 特に鉢で育てている場合は、鉢替えの際に根も切るため樹勢が弱まりがちです。特に太い根を切ってしまうと、そこに溜めていた養分を失うため株はダメージを受けます。

 

今年は株を大きくする

 F&Gローズのリベルラという薔薇を育てているのですが、年を経るごとにシュートがでなくなってきました。原因を考えると、枝を深く切り過ぎているためではないかと思えてきました。リベルラはとてもよく咲く薔薇で、そのため年々株が弱っていっていると考えたためです。

 そこで、今年の冬剪定は浅くすることにしました。

 

 ところで、鉛筆の太さで切るとは具体的にどれくらいの太さで切ることでしょうか?実は、鉛筆の太さはJIS規格で8mm以下と決まっています。つまり鉛筆の太さはバラバラで「鉛筆の太さで切る」では、切る太さが分からないですね。

 また、「フロリバンダは割り箸の太さで切る」と書いている物もありますが、これもどの太さで切って良いのか曖昧です。家にある割り箸を計ってみると、直径3mmだったので、今年は3mmの太さで枝を切ることにしました。

 

冬剪定の手順

 上で書いたように切る場所の条件がいくつもあるので、優先度をつけないと切れる場所がありません。そこで、今年は次の優先度(手順)で切っていきます。

  1. 樹形を優先するため、まず株の真ん中の枝を3mmの太さで切る
  2. 外側の枝は、真ん中より少し低く切る(枝の太さは気にしない)
  3. 枯れ枝や弱っている枝を切り除く

なお、内芽外芽は気にしないことにしました。

 

まとめ

 今年の冬剪定は2つだけ意識して切りました。

  • 3mmの太さで枝を切ること
  • 樹形を優先すること

結果的に浅く切っているため、株が弱ることは無い筈です。一方、花の数が減るか増えるかは春になってみないと分かりません。どうなるか結果が楽しみです。

 

剪定した例:シェエラザード

 シェエラザードの剪定の写真を貼っておきます。左が剪定前で、右が剪定後です。少し樹高が低くなったくらいで、殆ど姿が同じです(笑)。

左:剪定前、右:剪定後

 

 ところで、今年の冬は暖かいせいで私の薔薇は落葉しません。葉を手でむしる人もいるようですが、今年は残っている葉が多いこともあり、葉を残しておくことにしました。株をよく見ると最近出た葉もあり、例え葉をむしったとしてもまた芽が出てきそうですからね(笑)。

冬に出た葉