kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ルールを破ってバラを育てる

 今年はルールを破ってバラを育てるつもりだ。

 

 バラを育てる人は多い、そして関連書籍やネットの情報も多い、色んな人が色んなことを言っているが、その意見はまとまっておらずバラバラな印象だ。また理由の良く分からない意見もある。例えば、

  • バラ鉢の大きさは一気に大きくしてはいけない(バラ鉢が大きすぎると育たない)という意見は多い、しかし大きくて良いという意見もある(デビッドオースチンや京成バラ園の村上敏さん
  • 冬に落葉しないときは葉を全て取り除いた方が良いという意見は多い、しかしそんなことをしなくて良いという意見もある(篠宮バラ園の園長)
  • 冬選定では強剪定するという意見は多い、その理由が良く分からない。
  • 土は排水性の良いものを使うという意見は多い、しかしその排水性が良いとはどのくらいがベストなのか分からない。
  • たい肥には牛糞たい肥を使うと言う意見は多い、しかしその理由が良く分からない。他のたい肥ではだめなの?

 

 こういったルールには、

  1.  その人の環境やバラの株の状態によって当てはまらないもの
  2. やった方がよいけれど、その効果が小さいもの*1
  3. ただの思い込みで効果のないもの

これらが混ざっている可能性がある。そこで今年はルールを破ってバラを育てることにした。

 

バラ鉢の大きさを一気に大きくする

今年は、一気に鉢を大きくしてみた。

  • ジュビリーセレブレーション(昨年カミキリムシにやられ弱っていたもの):6号鉢からアップルウエアロゼアスクエア330型へ鉢増し(鉢の容量を10倍にした)
  • シャリファアスマの挿し木:8号鉢からアップルウエアロゼアスクエア330型へ鉢増し(鉢の容量を4.3倍にした)
  • シャーロットオースチン:8号鉢からアップルウエアロゼアスクエア330型へ鉢増し(鉢の容量を4.3倍にした)

左が8号スリット鉢のシャーロットオースチン、右がロゼアスクエア330型

 

冬に落葉しない葉はそのままにしておく

 春にゼロから新芽を吹くよりも、葉を残している方がバラにとって体力の温存になるのでは?と思っている。そこで、冬に手で葉をむしることはせず、落葉しないものは残しておくことにした。

厳冬期を越しても葉がいっぱいのシャーロットオースチン(2023年2月19日撮影)

 

厳冬期を越しても葉がいっぱいのシャリマー(2023年2月19日撮影)

 

冬選定は弱剪定にする

 樹木一般に強剪定すると樹勢が弱まる。強剪定を勧めるのは、バラのコミュニティだけだ。そこで、今年の冬選定は弱剪定にしている。上の写真のように樹形を整える程度にしか剪定していない。

 

土の排水性を悪くしてみる

 例年、赤玉土7に牛糞たい肥3でブレンドした土を使っている。この土だと水やりしても、鉢のウォータースペースに水がたまることなく排水されていく。

 でも、これって適切な排水性なのだろうか?排水性が良すぎはしないだろうか?そこで今年は排水性の悪い土にしてみた。そのため、ピートモスを1割、バーミキュライトを1割混ぜた。具体的な土のブレンドは、鉢によって多少のばらつきはあるが、大体以下の割合。

  • 古土:4
  • バークたい肥:3
  • バーミキュライト:1
  • ピートモス:1
  • もみ殻燻炭:1
  • その他(牡蠣殻石灰と珪酸塩白土を少々)

 

牛糞たい肥をやめた

 バラの育て方には牛糞たい肥を勧めるものが多いが、他にも色々なたい肥がある。今年は、牛糞たい肥ではなくバークたい肥を使うことにした。バークたい肥を選んだ理由は、消去法。牛糞でなくそれに近い馬糞でなく、腐葉土は虫の卵などが残っているリスクがあるので避けたら、バークたい肥が残った。

 

まとめ

 バラの育て方に関する情報を探すと、セオリー的な定番のルールがみつかる。これまでそれらに従ってバラを育てていたが、今年はルールを破って育てることにした。そもそもそのルールが正しいのか?確かめることは大切だ。それにはルールを破ってみるしかない。

*1:パレートの法則、すなわち効果の90%は10%の作業で決まる