kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



記録で振り返るバラの水やり(冬編):葉の無いバラは乾かない

 バラの水をやりは難しい。枯らす原因の第一位は水のやり過ぎです。そこで、今年は土壌水分計を使って水やりタイミングを決めています。また、バラ鉢の重さを測って、水がどの程度なくなるのかもみています。今回はその結果を記します。

 

裸苗レディエマハミルトンは全然水を吸わなかった

 昨年末に購入した裸苗のレディエマハミルトンは、8号鉢に植えています。葉は全くありません。水やりの記録を見返したところ、これには年末に水やりした後、2月初旬に一度水やりしただけでそれ以外は全然水を与えていませんでした(2023年2月24日現在)。

裸苗のレディエマハミルトン、葉は全くない

 具体的には以下です。

水やりした日 鉢の重さ 重さの増分
2022年12月29日 3,762g(水やり前)⇒4,610g(水やり後) 848g
2023年02月05日 3,777g(水やり前)⇒4,312g(水やり後) 535g

 

 これにより、 1月において水の無くなる量は1日平均 22gであることが分かります(22g/日=(4,610g-3,777g)/37日)。

 22gというとコップの八分の一ですから、その少なさに驚きます。

 

葉を茂らせたシャリマーは冬でも水を吸った

 昨年末に手に入れた大苗のシャリマーは、8号鉢に植えています。冬になっても落葉せず、そのまま葉をつけたまま育てています。

厳冬期を越しても葉がいっぱいのシャリマー(2023年2月19日撮影)

 

 記録を見返すと、シャリマーの水やりは次のように行っていました。

水やりした日 鉢の重さ 重さの増分
2022年12月30日 3,729g(水やり前)⇒4,624g(水やり後) 895g
2023年01月15日 3,833g(水やり前)⇒4,741g(水やり後) 908g
2023年01月31日 3,746g(水やり前)⇒4,691g(水やり後) 945g
2023年02月12日 3,550g(水やり前)⇒4,415g(水やり後) 865g
2023年02月18日 3,889g(水やり前)⇒4,589g(水やり後) 700g
2023年02月24日 3,687g(水やり前)⇒4,591g(水やり後) 904g

 

  同じ8号鉢に植えていても、レディエマハミルトンと比べてグッと水やり回数が多い。次に、水の減り方を計算してみると下のようになります。

期間 水の減った量 一日平均の水の減った量
2022/12/30~2023/1/15 741g 46g
2023/1/15~2023/1/31 995g 62g
2023/1/31~2023/2/12 1,141g 95g
2023/2/12~2023/2/18 865g 144g
2023/2/18~2023/2/24 902g 150g

 

 時期によって、一日平均の水の減る量が随分変わっています。

 

考えてみる

 レディエマハミルトンとシャリマーは同じ大きさの鉢(8号鉢)に植えていますが、土の乾く速さが全然違います(レディエマハミルトンは一日22g、シャリマーは46g~150g)。ですからこの二つに同じように水やりをすると、レディエマハミルトンにはやり過ぎになります(多分根腐れで枯れます。枯らした経験あります。。)。

 シャリマーの水の減り方を見ると、時期によって随分変わってくることが分かります(1月上旬は一日平均46g, 2月中旬は一日平均150g)。ですから、時期によって水のやり方を変えていく必要のあることが分かります。

 また、レディエマハミルトンの鉢が一日平均22gしか減らないということから、8号鉢で水の蒸発する量は多くても22g(コップ八分の一位。少ない。)。バラ自体は全然水を吸っていない(限りなくゼロ)ことが想像できます。ですから、この時期に肥料や活力剤を与えても全く効きませんね(バラが吸わないから)。

 

まとめ

 水やりの記録を見返してみると、株によっても、時期によっても、バラの水を吸う量が大きく変わることが分かりました。それに応じて水やり頻度を変えていかないといけないと改めて思いました。

 また、レディエマハミルトンは裸苗のせいなのか、葉の無いせいなのか、水をほとんど吸っていません。こういう状態では、肥料も活力剤を与えてもバラ吸ってくれませんので、効きません。根が水を吸うのをじっと待つしかないですね。