埼玉県浦和にイタリアンの名店プリマベラがあります。コロナ騒動で行けていなかったのですが、この度やっとランチを食べに行くことができました。3年ぶりのプリマベラは、パワーアップして一層美味しくなっていました。
入店し席に座り、まずは赤ワインを頼む。ここのワインはいつも美味しい。今日はナパバレーのワインが出てきました。香りが強く、味の深みがあります。
一品目は、ムール貝。レアに調理されたムール貝は今まで食べたことのないうま味。
2品目はホワイトアスパラ。極太です。シェフがフランスでの修業時代に知り合った農家から今年は良いホワイトアスパラがあると聞いて、仕入れたと言っていました。本当に美味い。ほのかに甘味があるホワイトアスパラと酸味をつけた周囲の野菜の味の変化が素晴らしい。ホワイトアスパラは、岩塩の塩水に漬けて塩味をつけたとシェフが言っていたが、なるほどほのかに塩味がする。それが甘味を引き出している。いわゆるスイカに塩ってやつだ。
3品目は新玉ねぎのスープ。プリマベラの名物料理の玉ねぎのスープを、今の時期は新玉ねぎで作ったとのこと。玉ねぎにゆっくり熱を加えて塩で味をつけただけとシェフは言うが、工程はそれだけでも時間と手間はかかっている筈。滅茶苦茶美味しい。
今日のパンは、ノーマルとバジルとビーツ。色合いが綺麗です。イタリアンカラーにしてみたと言っていました。遊び心ですね。
そして、パスタは白エビのパスタ。これが滅茶苦茶美味い。ここのパスタは、麺にパスタソースの味が良くついています。試しに、エビなどの具材をよけて、パスタ麺だけを口にしても滅茶苦茶うまい。そしてエビだけを別個に食べると塩味がパスタ麺より強く良いアクセントになります。例えるなら、良く味の染みた炊き込みご飯(パスタ麺)とお漬物(エビ)のよう。そのパスタ麺とエビを一緒に食べると、また美味しい。
デザートは、ケーキとゼリー、ムース、コンポート。このコンポートが甘いだけでなく酸味が効いていて美味しい。そして見た目が華やか。
しっかり食べて、飲んで、満足。
パスタをソースをよけて麺だけ食べても美味しいなんて、ここだけです。麺が美味しいからソースが加わって一層美味しいのですね。
幸せな時間でした。