コンパクトデジタルカメラCoolPix S9900を買いました。なぜ、この機種にしたのか、その理由は別エントリに記しておきます(コンパクトデジタルカメラ選び)。
その実力はどれほどのものでしょう?
高感度撮影
まずは、高感度撮影の画質チェックをします。
ISO 200の低感度では、どちらも甲乙つけがたいところですね。これは予想通り。明るい場所での画質は、どんなカメラも同じようなものです。手持ちのミラーレスカメラで撮影しても見分けはつきませんでした。
一方、高感度は大きな差が出ました。CoolPix S9900のISO 6400は、CX1のISO 1600よりも綺麗です。さすが最近のカメラというところです。
低感度
CoolPix S9900(ISO 200) | リコー CX1(ISO 200) |
高感度
CoolPix S9900(ISO 6400) | リコー CX1(ISO1 600) |
マクロ撮影
私がこの機種を選んだ理由に、マクロ撮影に強いことがあります。その実力を確認しました。
これは期待以上でした。ものすごくシャープに撮れます。花びらの質感も詳細に描写できています。これは嬉しい驚きです。
望遠撮影
この機種の特徴は750mmという超望遠。手持ちでどれくらい撮れるものなのか、試してみました。
下は、夕刻の山の一部です。通常のカメラだと山全体が映ってしまい、雰囲気が出ません。750mmの望遠なら山の一部を切り取ることができます。
下は、フットサルの練習をする少年。フットサルコートの向こう端にいて、肉眼では極小さく見える程度なのですが、この機種だとバッチリ写ります。ただし、激しく動く被写体を手持ちで撮るのは、結構つらいですね。被写体を追っているうちに船酔いのような酔った感じになります。
マニュアル撮影
S9900をMモードで使うと楽しい。このカメラは、コマンドダイヤルとロータリマルチセレクタの二つのダイヤルを持っており、Mモードではそれぞれで絞り値とシャッタ速度の設定ができます。
Pモードでシャッター速度・絞り値を調整して露出補正するよりも、Mモードでパラメータを調整する方が快適です。
まとめ(2015年12月31日に記す)
約半年使った感想を書いておきます。
S9900を一言で言うと、便利なカメラです。30倍の光学ズームがあり、様々な撮影場所でベストな構図を選ぶことができます。さらに、内蔵のGPSは、特に旅先の撮影で便利です。後で見返した時に、この写真はどこだったかな?と悩むことがありません。画質も満足いくものです。
S9900は、マニュアルモードも秀逸です。コントロールダイヤルを二つ備えているため、シャッター速度とF値の制御を別々のコントロールダイヤルで操作できます。マニュアルモード撮影では、素早く撮影パラメータを設定することができます。
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