はじめに
バラ苗は、育種家・生産者・販売者の3者が関わって私たちの所に届きます。育種家はバラの新品種を作出し、生産者は育種家から生産の許可を取得しバラ苗を生産する、ホームセンターなどの販売者は生産者から苗を仕入れて販売します。
この中で、生産者は苗の品質に一番影響する存在です。関東近郊には以下の生産者がおり、今年はそれらを訪れてみたいと思っています。
- 【公式】篠宮バラ園 東京 (shinomiya-rose.com)
- ひかりフラワー | 東京の国分寺にあるバラ苗販売・バラ苗専門店 (hikarirose.com)
- バラの家 公式本店 ロサオリエンティス【バラ苗 専門店】 (baranoie.com)
- バラ苗専門店のコマツガーデン (komatsugarden.co.jp)
篠宮バラ園
今日は、篠宮バラ園に行ったので、これについて記します。
篠宮バラ園は、Youtubeチャネル【篠宮バラ園 春のみ営業 - YouTube】も運営しています。園主はバラ生産50年のベテラン。私が篠宮バラ園に興味を持ったのはYoutubeチャネルがきっかけです。勝手な印象ですが、バラをうまく育てるのはバラをよく見ること、毎日毎日手間をかけること、チートな技なんか無い、と言う態度の園主です。
生産の圃場は、東京都東久留米市の住宅街の中にあり、春だけ直売所ができます。駐車場は7台分(うち一台は軽自動車のみ)あります。
篠宮バラ園で楽しみにしていたのは3つ。
- 圃場でのバラの育ちの様子。
- 篠宮バラ園の土の状態
- オリジナルTシャツ
(1)圃場でのバラの育ち
生産者さんの腕は、育っている株を見れば分かります。私の育てている株と比べて、プロの生産者さんはどれくらい上手にバラを育てるのでしょうか?是非確認したいとバラを探すと、売り場の横のジェフハミルトン(イングリッシュローズ)の株が立派で驚きます。親指より太いシュートが10本ほど出ています。なんかもう、これだけで参ったという感じです。
圃場の周囲に「バラの小径」なる遊歩道があり、たくさんのバラが道沿いに植えられており、どの株も立派。「バラの小径」の入り口にはつるバラのアーチがあり、とても強い香りです。なんという品種だろう?
圃場にはたくさんのバラ鉢が地面に埋められていて面白い(Youtube動画によると、鉢が転ばないように埋めているようです)。
園内を歩いていると、遊び心溢れる小物もみつかり面白い。
(2)篠宮バラ園の土の状態
Youtube動画を見ていると、私が使っている土と比べて、篠宮バラ園の土は細粒で水はけが悪そうに見えます。本当に、あの土を使っているのか確かめました。
圃場の鉢の中を覗いてみると、やはり土は細粒で水持ちが良くてその分水はけは悪そうでした。
私は根腐れが怖いのでかなり水はけの良い土を使うのですが、水はけの良すぎる土は根張りが悪いとも言います。デビッドオースチンの土も水持ち良く水はけ悪いですが、篠宮バラ園もそれと同じくらいの水持ちの良さに思えます。水やりが上手だと、こういう土の方が良く育つのかもしれない。
土については見てるだけではつまらないので、培養土を買いました。18リットル入りで1690円。ホームセンターの培養土と比べるとかなり高い。そして、重い土です。この重さは、赤玉土主体なんだろうと思います(軽い培養土はたい肥主体です)。バラの株を支えるには重い土が良い。買った土に付けて頂いた説明のチラシを見ると、赤土を混ぜているようです。動画の水持ちの良さそうな様子に納得です。
この土を使って何を育てようかな?楽しみだ。
(3)オリジナルTシャツ
篠宮バラ園のホームページでみかけたTシャツがとてもかわいい。特に背中のデザインが素晴らしい。
ホームページで眺めているときは値段が少し高いかなぁって躊躇していたが、お店で実物を触ると生地が厚くてしっかりしており、納得プライスということで買いました。
(4)おまけに肥料も買いました
肥料も生産者のこだわりが出る部分だと思ったので、買いました。
まとめ
バラ苗を生産する生産者である篠宮バラ園を見に行きました。圃場のバラが良く育っていて驚きます。私も自分なりの育て方ができつつあるのですが、見直す余地がいっぱいあるように思いました。
実は、コンフィチュール(河本バラ園)の苗があれば買いたかったのですが、こちらは完売で買えませんでした。残念。