私はバラを鉢で育てており、植物を育てる上で一番難しいのは、水やりだと思っている。水が不足して枯らすか、水のやり過ぎで根腐れさせるか、植物を枯らす原因のほとんどはこの二つだったりする。
水やりを上手に行うため、重さをはかる測りを買った。
根腐れが怖いので、なるべく水はけの良い土を使うようにしている。しかし、水はけの良すぎる土は、根張りが悪かったりする。実際、バラ苗の農家さんは、田んぼ(根土質の水はけの悪い土)で、バラ苗を育てているところもある(例えば、バラの家、篠宮バラ園)ので、水はけの良いのにも限度がありそうだ。
そこで、今年の冬の植え替えでは、水持ちの良い土を使うことにした。具体的には、バーミキュライトとピートモスを多めにした。その分、水やりはシビアになるが、うまくできれば、例年以上に良く育つのではないかと期待している。
上の写真では、12月4日に裸苗で植えたレディエマハミルトンの重さを測っている。計量したのは12月23日で3,899g。今日(12月29日)に計ると3,762gだった。さすが、葉もなく細根もない状態だけあって全然水が減っていない。計量の後に水やりをすると、重さが4,610gに増えた。鉢の中の水分量が848g増えた計算だ。気温が例年通りなら、1月は水やりは要らない感じかな。
2月、3月と時期を変えて計って結果を眺めてみようと思う。
今回買ったものは30Kgまで計れるものだが、10号鉢なら多めに見積もっても15Kg程度なので、もう少し小さめの計りでも良かったと思う。