kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



スリット鉢の最新型:アップルウエアーの「根っこつよし」

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 植物の成長は、鉢によって大きく変わります。良い鉢を使うと、グングン植物が成長し、花も沢山咲きます。

 例えば、兼谷産業のスリット鉢(とんでもないポット)に植えた植物は本当に良く育ちます。水捌けが良く根腐れしづらいことと、根がサークリング現象を起こさずに鉢内全体に広がっていき根詰まりしづらいためです。サークリング現象とは、根が鉢底でぐるぐる回り、鉢底に根が溜まる現象です。根が土全体に広がらないため、土を有効利用できず、植物の生育が悪くなります。

 そのため、私はスリット鉢を主に使っていますが、自分のスキルアップのため毎年違ったタイプの鉢も使うようにしています。昨年は、素焼き鉢を使ってみましたが、よく利点として言われている通気性の良さをあまり実感できず、むしろスリット鉢の方が通気性があるように感じました。

 今年は、アップルウエアーの鉢(根っこつよし)を試してみることにしました。この鉢を選んだ理由は以下の通りです。

  • 見た目が良い:側面のスリットが模様に隠されていて良いです。
  • 鉢底にも穴が開いている:兼谷産業のスリット鉢には鉢底に穴がなく、鉢底にたまった根が傷みやすい印象があります。
  • 鉢底に足が付いている:鉢を地面にべた置きしても、鉢底穴をふさぎません

左:アップルウエアー、右:兼谷産業
アップルウエア―の方はデザインされていて見た目が良い

 

アップルウエアーの内側。底にも穴が開いていており、しかも上側にへこんでいて、鉢中央の水が周囲のスリット部に流れていく設計で良い。

 

アップルウエア―底面。足が付いており、地べたに置いても通気性を少しでも確保しようという気概が良い。



 この鉢の注意点としては、同じサイズ例えば5号鉢であっても、兼谷産業さんのスリット鉢とこの鉢では、中に入る土の容量が異なります。付録に、両社の鉢の容量を記しておきます。ご参考になれば幸いです。

 

鉢の実力

 さて、アップルウエアーの鉢に植物を植えて根の張りをみてみましょう。具体的には以下の条件で植物を育てました。古い土を使ったので、あまり良い条件ではありません。

  • :アップルウエアーの鉢(根っこつよし)6号
  • 培養土:他の植物を育てた後に、再生した古い土
  • 植物:ガザニア

 

 鉢から株を抜いて根っこチェックすると、良く根が張っていました。さらに、鉢底で根が回るサークリングもしておらず良い状態です。鉢側面の切込みがサークリングを防止していることが良く分かります。このため、根が土の上にも伸び、土全体を有効利用できていることが分かります。

根が良く張っている、サークリングもしていない

 

鉢の実力(その2)

 別の植物でも育ち具合を記しておきます。使用した条件は以下です。結果、モリモリの株になりました。良く育ちます。

  • :アップルウエアーの鉢(根っこつよし)6号
  • 培養土:他の植物を育てた後に、再生した古い土
  • 植物:ペチュニア(サントリーフラワーズ サフィニアアート とらネコ)

根っこつよしに植えたら、モリモリのペチュニアになりました

 

まとめ

 アップルウエアーの鉢(根っこつよし)を使ってみることにしました。

 植物が良く育つと実績のある兼谷産業のスリット鉢と比べて、外観が良いことと鉢底に穴を開けるなど工夫をしてある点が気に入った。

 植物を植えてこの鉢の性能を試してみると、根が良く張り、しかもサークリングを防止できることが分かりました。

参考資料:鉢の容量

鉢サイズ毎の容量比較
サイズ アップルウエアー
根っこつよし
兼谷産業
スリット鉢
4号 0.5L 0.6L
5号 1.2L 1.4L
6号 2.0L 2.5L
7号 3.0L 4.3L
8号 4.5L 6.1L
9号 6.5L 8.8L
10号 12.8L