昨年、ベニカナチュラルスプレーという100%天然由来成分の殺虫剤が発売され、早速バラ栽培に使ってみたところ非常に良かった。
良かった点は以下の通りです。
- 殺虫効果が高い:100%天然由来成分の殺虫剤はあまり効かないイメージを持っていましたが、これは良く効きます。特にアオムシ・ヨトウムシ・オオタバコガなど葉を食べてしまう害虫にも良く効きます。
- 使用回数の制限が無い:ベニカXネクストスプレーのような化学系の殺虫剤は、その薬剤に害虫が耐性を持つため、使用回数に制限があります(例えば、ベニカXネクストスプレーは年に4回以内に使用回数が決められています)。それに対して、ベニカナチュラルスプレーには使用回数制限が無く、何度でも繰り返し使え、使い勝手がとても良いです。
- 人体に害がない:殺虫成分のBT菌(バチルス チューリンゲンシス菌)は、消化液がアルカリ性の鱗翅目(チョウ・ガの仲間)害虫の幼虫に対して毒性を示すため、胃液が酸性の哺乳類に毒性を示さない。
ベニカナチュラルスプレーの欠点は、値段が高いことです。アマゾンで調べてみると、1リットルスプレーの価格は1380円でした。つるバラのように大きな植物に散布すると、一年で2,3本のスプレーが必要です。
そこで、コストパフォーマンスを高くするため、「STゼンターリ顆粒水和剤」に切り替えることにしました。
この「STゼンターリ顆粒水和剤」は、ベニカナチュラルスプレーと同じBT菌を使った殺虫剤で、中身は液体ではなく粉末でこれを1,000倍の水で薄めて使用します。
薬品は一箱に20g入っていますので、1,000倍に薄めると、20リットルの薬液を作ることができます。私は、アマゾンで価格973円でこれを買いましたので、コストパフォーマンスが28倍に上がったことになります。これだけ安価であればコストを気にせず何度も使うことができます。
手元にベニカナチュラルスプレーの空きスプレーボトルがあったので、私はこれを使って水で薄めた薬液を散布していますが、100円ショップでスプレーボトルを買うのも良いでしょう。