概略
日本の夏は年々暑くなっている気がしますが、これは二酸化炭素のせいだけではないかも、という内容です。
はじめに
今年(2025年8月5日)は、群馬県伊勢崎で気温41.8度と観測史上最高を記録しました。お盆を超えても35度超えの猛暑日が続き、日本の夏は、年々暑くなっている気がします。これは、地球温暖化のせいだと考えてしまいがちですが、少し違う気がしています。
ファクトチェック
気象庁が公開しているデータによると、世界の平均気温は0.77度/100年で上昇しています。一方、日本の平均気温は1.40度/100年で上昇しています。つまり、日本は世界と比べて倍のペースで暑くなっています。


なぜ、日本の気温は上昇しているのか?
日本の気温上昇が、何故世界よりも速いかについて調べてみましたが、どうもよく分かっていないようです。都市化によるヒートアイランド現象を挙げる人もいるようですが、日本国土のアスファルトで被覆されている割合は7~9%程度(国土交通省「土地覆蓋分類」より)なので、都市化が主要因とは考えづらいです。
※日本と世界の気温上昇の比較については、気象庁がレポートを出しています。
【気象庁|日本の気候変動2025 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—】
問題提起
二酸化炭素の排出量増加に伴う地球温暖化は進んでいるが、日本が暑いにはそれ以外の原因が存在する可能性があります。そのため、二酸化炭素(地球温暖化ガス)を減らせば問題解決とはならないかもしれません。
今後のアカデミアの研究成果に期待したいですね。