
あなたの電気代に“再エネ賦課金”が含まれています
東京電力の電力料金は29.80円/kWhですが、これに加えて「再エネ賦課金」が3.93円/kWh上乗せされています。
つまり、使った電気1kWhあたり約14%分の追加負担が発生している計算です。
この記事では、この再エネ賦課金の仕組みや金額、目的についてわかりやすくまとめます。

制度開始当初は0.22円/kWhでしたが、年々上昇し、2025年度には3.98円/kWhに。
上乗せされている金額を試算してみましょう。一般家庭の年間電力消費量はおよそ3,950kWhといわれています。この場合、3,950kWh × 3.93円/kWh = 年間15,525円を再エネ賦課金として上乗せして支払っていることになります。
意外と大きな金額だと思いませんか。
再エネ賦課金とは?
再エネ賦課金は、2012年に始まった制度で、再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの普及を支えるために全国一律で徴収される費用です。
単価は次の式で決まります。
単価 = (買い取り費用等} − 回避可能費用等 + 事務費等)÷{販売電力量}
- 回避可能費用:再エネを導入しなかった場合に、火力や原子力などで同じ電力量を発電・調達するのにかかる費用
- 事務費:制度運営に必要な事務コスト
- 販売電力量:電力会社が販売する総電力量
この式から分かるように、再エネの発電コストが高ければ高いほど、この賦課金単価は上がります。
また、再生可能エネルギーの発電量が増える程、賦課金の金額は上がります。
さらに、過去の再エネの買取契約は、高額でしかも長期であるため(例えば、2012年の再エネの買取価格は40円/kWh)、再エネ賦課金が下がりにくくなっています。
例えば、ご家庭に太陽光パネルを設置して発電した電力を電力会社に売る場合、その買取価格を高めに設定するための原資として使われます。
制度開始当初(2012年度)の賦課金単価は0.22円/kWhとごくわずかでしたが、その後少しずつ上昇し、2025年度には3.98円/kWhと18倍以上に。
400kWh/月を使う家庭では、月額約1,592円、年間約19,104円の負担になります。
あなたの家庭ではいくら払っている?
あなたの家庭の電気料金の明細書をチェックしてみてください。電力使用量に3.98円をかけた値が再エネ賦課金額です。上述したように、一般の家庭では1万5千円ほど払っています。
高額な負担に見合う効果はあるのか
制度開始当初は少額で注目されませんでしたが、今や電気代の1割以上を占める再エネ賦課金。
この負担に見合う効果があるのか、費用対効果の検証と改善が求められます。
あなたは、この制度をどう考えますか。