農業技術ってすごい
園芸を趣味にしていると、植物生理に興味が湧いてきます。「植物は午前中に主に光合成する」それはなぜ?、「根がグルグルに巻いた苗は活着が悪い」それはなぜ?等々。 実は、これらについて農業分野は随分と化学的に解明しています。大学の農学部の研究や地方自治体の農業試験場などの様々な機関が、最新科学をもとに解明しています。
上の動画は、窒素についてまとめたもので、その内容を簡単にまとめると以下のようになります。
- 窒素は、植物体内の緑色の部分(葉や茎)に主に集まる
- 窒素の施肥量が多いと、植物は生殖成長でなく栄養成長に傾く
- 窒素の施肥量が多いと、植物体内の細胞が肥大する
⇒そのため、病気・害虫に弱くなる - 窒素の施肥量が多いと、植物体内に虫にとって栄養のある成分が増える
⇒そのため、害虫が集まる
必要な施肥量は植物それぞれ
ホームセンターなどで肥料を買うと、施肥量が袋に書かれていますよね。「6号鉢は30g」などのように。でも、本当は、育てる植物の種類や、それが育つステージ(若い苗なのか、花を咲かせる時期なのか等)によって要求肥料量は異なります。例えば、上の動画では落葉樹の施肥量が季節毎に変えることを勧めています。
バラに必要な施肥量
私が育てているバラについて、必要な施肥量はいくらなのか、気になり調べてみました。農林水産省の技術資料によると、以下でした。
- 1000㎡(10a)あたり
- 施肥量(年間):窒素(47kg)、リン酸(106kg)、カリウム(20kg)
これを基に、10号鉢(0.3平方メートル)と8号鉢(0.2㎡)の場合を求めてみます。
- 10号鉢の場合
- 施肥量(年間):窒素(14g)、リン酸(32g)、カリウム(6g)
- 8号鉢の場合
- 施肥量(年間):窒素(9g)、リン酸(21g)、カリウム(4g)
次に、例えば、肥料に「IB肥料」を使う場合を考えると、これは10:10:10の濃さのため、以下のようになります。ただし、窒素で施肥量を求めています。
- 10号鉢の場合
- 施肥量(年間):140g
- 8号鉢の場合
- 施肥量(年間):90g
この肥料は持続時間が1ヵ月のため、バラの休眠期(12月から3月)以外の8か月の間は毎月肥料を与えるとすると、1回の施肥量は以下のようになります。
- 10号鉢の場合
- 施肥量(月):18g
- 8号鉢の場合
- 施肥量(月):11g
まとめ
農林水産省の技術資料を基に、バラに必要な施肥量を求めました。
- 10号鉢の場合
- 施肥量(年間):窒素(14g)、リン酸(32g)、カリウム(6g)
- 8号鉢の場合
- 施肥量(年間):窒素(9g)、リン酸(21g)、カリウム(4g)
これに従って施肥してみるつもりです。
