kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



微粉ハイポネックスはじめました

 微粉ハイポネックスという肥料を初めて使うことにしました。

 

箱を開けると、小麦粉のような袋が入っています。計量スプーンも入っていて、助かります。

箱の中は小麦粉のよう

 

なぜ微粉ハイポネックスを選んだのか?

 3月からクレソンの水耕栽培をしていて、肥料は液肥のハイポネックス原液を使っています。これが全然育たず、まるでスプラウトのよう。そこで肥料を微粉ハイポネックスを試すことにしました。

育たないクレソン(水耕栽培)

 

 

二つの成分を比較してみると、微粉ハイポネックスは硝酸性窒素がめちゃくちゃ多いことが分かります。

  微粉ハイポネックス ハイポネックス原液
窒素

6.5%(うちアンモニア性窒素1.0%,

硝酸性窒素5.5%)

6.0%(うちアンモニア窒素2.9%,

硝酸性窒素1.1%)

リン酸 6.0%(うち水溶性リン酸5.0%) 10%(うち水溶性リン酸10%)
カリ 19%(うち水溶性カリ19%) 5.0%(うち水溶性カリ 5.0%)

 

 

硝酸性窒素が多い?だからどうなの?

 肥料成分の中で一番重要なのは窒素。この窒素、実は3種類に分けられます。

  • 有機性窒素
  • アンモニア性窒素
  • 硝酸性窒素

 植物が吸収できるのは、最後の硝酸性窒素なんです(稲などの一部の植物はアンモニア窒素も吸えます)。アンモニア性窒素は微生物に分解されて硝酸性窒素になるまで植物は吸えません。しかし、水耕栽培では空気が無いので微生物は住んでいなくてこの分解がされません。

 だから、水耕栽培には微粉ハイポネックスが適していると思われます。

 詳しくは別記事に書いていますので、よろしければどうぞ。

  【肥料の三大要素、窒素・リン・カリを深掘りする - kotaの雑記帳 (hatenablog.com)

 

使い方

 微粉ハイポネックスは、500倍~2000倍に薄めて使えと書いてあるので、取り敢えず1000倍に薄めて使うことにします。また水の中の硝酸性窒素をどれくらいの期間で吸い尽くすのかも分からないので、施肥間隔は取り敢えず1週間毎とします。

 

まとめ

 クレソンの水耕栽培用に微粉ハイポネックスを使うことにしました。これまで液肥のハイポネックス原液を使っていたのですが、全然育たないため肥料を変えることにしたのです。

 微粉ハイポネックスは、硝酸性窒素が多いので、水耕栽培に適していると思っています。使い方は、取り敢えず

  • 希釈倍率:1000倍
  • 施肥間隔:一週間毎

でやってみるつもり。

 結果が楽しみです。

 

追記(2023年4月21日)

 微粉ハイポネックスに肥料を変えてから、随分良くなりました。クレソンの緑色が濃くなり良く育つようになりました。

 水耕栽培の水に藻がすぐ生えて緑色になります。これはハイポネックス原液を使っていた時には発生しない現象です。