フェンシングを観に行った。高円宮杯ワールドカップフェンシング大会。
オリンピック銀メダリストの太田雄貴さんが頑張っています。国際フェンシング連盟の副会長に就任したり、日本のフェンシングを盛り上げようとアイデアを色々だしています。今回の大会はそんなアイデアの一つ。入場料が無料、しかも選手が試合をしているアリーナに降りて間近に見ることができます。思い切ったことをしました、太田さん。ワールドカップですから、世界から来た選手を数メートル先に見ることができます。
アリーナですから、試合をする選手が近い。
間近で見ると、フェンシングは激しいスポーツであることが分かりました。選手の攻防の切り替えが激しく、剣さばきはとても肉眼では追えません。しかし、選手は剣が見えているらしく、自分の剣で相手の剣先を叩き落したりしています。すごいです。
フェンシングと聞いて思い浮かぶのは、身体を伸ばした突きだと思います。
選手の踏み込みは滅茶苦茶に速くて、その突きは非常に高速です。試合中の選手は、お互いの距離を測りながらジリジリと近づき、間合いに入ると大きく踏み出して高速の突きを繰り出します。お互いの間合いが同じであれば、両者同時に前に踏み込み、高速の突きの勝負となります。
お互いの突きが入ると、早く入った方が勝ちになります。
そのタイミングが微妙で、選手同士ではどっちが決まったか分からないことがあるようです。上の写真では、二人ともが勝利を喜んでいます。機会判定でしか勝負を決められません。
また、敢えて踏み込まずに迎え撃つ戦術もあるようです。上の写真では相手の剣を右にかわして、反撃しています。私の目では剣の動きは全く見えませんが、選手には見えているのですね。達人の技です。
選手は試合が始まる前に、機械判定用の電極を試合着と剣に接続します。そうしている間にも、徐々にコンセントレーションを上げていきます。こういうコンセントレーションを上げていく張り詰めた雰囲気は会場でしか感じられない。
まとめ
フェンシングの太田さんのアイデアで、世界大会を無料で見ることができました。しかも選手たちが試合をするアリーナに降りて、選手のすぐそばで見ることができました。身近で見る試合はとても激しい。選手たちの剣さばきがともて速くて目で追えませんが、選手たちはそれをかわしていきます。超人です。
会場に行かないと知らないものってあります。フェンシングの雰囲気は全く未知のものがありました。一度知ることができれば、あとは興味が湧きますのでどんどん深く知ることができます。楽しかった、フェンシング。