kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



分譲マンションの修繕積立金不足にご注意

 「賃貸に家賃を10万円払うくらいなら、マンションを買って同じ額のローンを払った方がいいよ」というのはマンション業者の常套句。ところが、毎月の共益費と修繕積立金をローンに加えると結構な負担になるのが実情である。この修繕積立金は少なければ少ないほど良いかというと、そうでもなく、10年目の大規模修繕をケチるとそのマンションの資産価値は一気に減少する。では、修繕積立金はいくら必要なのか? このガイドラインをこのたび国交省が発表した。

「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」について(2011年4月18日)

 これによると、首都圏の新築マンションでは占有面積1平方メートルあたり約200円の修繕積立金を毎月積み立てる必要がある。ところが、実際は95円の修繕積立金しか集められていない。そのため、十分な改修工事ができないマンションが多い。

 マンション購入を考えている人は、提示された修繕積立金で将来不足しないかよく確かめる必要がありそうだ。国交省ガイドラインを出すということは、修繕積立金不足のマンションが多いということを示唆するのだから。