あおいは、日本のRose Farm Keijiが2008年に作出したバラです。いわゆる和バラの代表品種です。F&Gローズというシリーズに属します。F&Gローズは、切り花として飾っても良く、ガーデン用の品種としても優れています。香りはほとんどありません。その分、花もちが良く、繰り返し良く咲きます。
このあおいの育成記録を記します。昨年の記録は「ばら あおい 2014年の記録」に記しています。
2015年2月8日
立春も過ぎましたので、冬剪定を行いました。
冬剪定前のあおい。冬になっても葉が落ちず、元気です。日当たりの良い所に置いているせいか、新しい葉もでてきています。
冬剪定後のあおい。あおいは爪楊枝くらいの細さの枝にも花をつけるため、どこで切っても咲きます。今回は、形を重視して切りました。
2015年3月21日
あおいが葉を開きました。でも、葉が黄色い。どうしてこんなに黄色いの?明らかに具合が悪そうです。
上の写真の左側の緑の葉は、シェエラザードの葉です。これと比較すると、あおいの葉は、ものすごく黄色いことが分かります。
葉が黄色くなる理由は、一般には以下でしょう。
さて、今回の場合、黒星病の出る季節ではないし、冬の土替えでコガネムシの幼虫もいないことを確認しているし、水切れする季節でもない。春の芽吹いた時期なので肥料不足でもない。消去法で考えると、根腐れの可能性が高そうです。1月からは、ずっと2週間に一回の水やりのペースだったのですが、それでも多かったのかな?
加湿にならないよう水やりに気を付けて、様子を見ようと思います。肥料等をあげたくなるのですが、それはグッと我慢。
2015年4月5日
葉が黄色で心配していましたが、段々と緑色になってきました。春のあおいは黄色い葉になるものなのかもしれません。下の写真の右側はシェエラザードの葉。これと比べるとずいぶん緑色が濃くなったことが分かります。
いまのあおいの状態は下の写真のよう。
2015年6月21日
花が終わってから、株が調子を落としています。鉢から株を抜いてみると、根が黒くなって弱っています。通気性を上げるため、鉢底石を敷いて元の鉢に戻しました(私は、鉢底石はあまり入れていないため)。
2015年6月28日
あおいを植えている土の酸度を測定しました。PH 5.5。 少し酸性が強すぎますね。苦土石灰を鉢に足しておきました。
酸度測定は、アースチェックを使いました。安い酸度計は誤差が大きそうな気がしたのでね。
2015年8月23日
あおいは、梅雨明け直後の強烈な暑さに調子を落とし、枯れてしまいました。挿し木で増やした株が残っており、これがせめてもの救いです。
2015年9月23日
挿し木のあおいは、夏後の花がひととおり咲きました。夏剪定を行っていないため、秋の花が早いです。
剪定は人間勝手、という言葉があります。剪定なんてしなくてもバラは咲きます。花の咲く位置を調整したいとか、花の咲くタイミングを調整するために行うのが、剪定です。どれも人間の都合であり、バラには関係ありません。
あおいは、樹高が1メートル程度にしかなりませんので、花位置調整の剪定をする必要がありません。また、繰り返し良く咲きますので、初秋に咲かせても10月終わりにまた咲くと思っています。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。2016年の記録は、「バラ あおい 2016年の記録」に記します。

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