薔薇は、病気に弱く虫にも食われる植物です。でも、虫に食われたからといって枯れるわけではないので、あまり対策は取っていません。ただし、致命傷になる虫が二種類あります。コガネムシとカミキリムシ。コガネムシの幼虫は根を食べ尽くして株を枯らしますので、7月から9月の薬剤散布は欠かすことができません。カミキリムシは株元に卵を産み、その幼虫は株元を食べてしまうので、株が枯れます。
残念なことにカミキリムシに効く殺虫剤というものはありません。だから、数年に一度、カミキリムシによりバラの株が枯れます。
今日、シェエラザードの様子を見ていたら株元にカミキリムシの幼虫が食い荒らした穴をみつけました(テッポウで撃った穴に見えるので、カミキリムシの幼虫はテッポウムシとも呼ばれます)。
太い枝一つが枯れかけています。枝一つで済んだことを幸いと思います。
これまでも、ジュビリーセレブレーション、レディエマハミルトン、ドンファン、あおい、オプティミストなど、テッポウムシにやられてきました。そのたびに、薔薇の達人が「カミキリムシね、あれはしょうがないわー(笑)」と言っていたのを思い出します。何ともできないことがある、これを知るのも園芸の楽しみです。