そろそろコガネムシの季節だ。今朝バラを見ていたらコガネムシが葉を食べた跡を見つけた。
葉の一枚や2枚食べられてもかまわないけれど、幼虫は勘弁してほしい。これまで、数株のバラをコガネムシの幼虫に枯らされたことがある。バラの根を幼虫が食べてしまい、気づいた時には手遅れというのがありがちなパターン。
コガネムシは6月から9月にかけて活発になる。今は7月だからそろそろ幼虫対策の時期だ。今年は薬剤ダイアジノンを使うことにする。オルトランDXやベニカXガード粒剤もコガネムシの幼虫に効くと言われているが、二つの理由で私はダイアジノンを使う。
- オルトランDXとベニカXガード粒剤の成分クロチアニジンは、年4回しか使用できないため、コガネムシ対策にこれらを使うのはもったいない
- コガネムシの幼虫、特に大きく育ったものには、これらは効きが悪い
ダイアジノンは昔からコガネムシの幼虫対策に使われている薬剤で、その実績がウリ。
では、ダイアジノンの使い方を説明します。説明書には、土に混ぜ込んで使うと書かれていますが、均一に混ぜる必要はなく、鉢に深さ数センチの小さな穴を掘ってダイアジノンを埋めればOK。鉢が大きい場合には、数か所に穴を掘ると良い。溶けたダイアジノンはガスを発生し、これが土中に広がり(べーパーアクション)コガネムシの幼虫を退治します。
ダイアジノンを土に混ぜずに、土の表面に撒くだけで、土中の害虫に効くかは、実験結果を見つけることはできませんでしたが、定性的には土中の浅い所に潜んでいる害虫には効く可能性はあります。
コガネムシの幼虫は植物を枯らすとても危険な虫だ。対策をしましょう。