kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



40代からの住まいリセット術

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 日経Associe(2011年5月3日号)の特集は、「今こそ読むべき本」です。ありふれた特集ですが、本好きな私にはとても惹かれる特集です。その中で紹介されていたのが、「40代からの住まいリセット術 人生が変わる家、3つの法則」(水越三枝子)です。家の中がうまく片付かないとかインテリアがうまく選べない人は、コツが分かる本です。

 この本のタイトルにある「40代からの」には、自分の好みを本当に知るにはある程度の経験が必要であるが、この本を読むと40代からでも上手にインテリアを選ぶことができる、ということのようです。しかし、特に年齢に関わる内容は無いので、もったいないタイトルだなっと思います。

 この本で述べていることを簡単にまとめると、

  • フォーカルポイントとアイスポットを上手に利用する
  • 動線を短くなるよう、収納を行う
  • 自分の好みにあったインテリアを置く

 フォーカルポイントとは、部屋の中で一番目が行く場所のことです。ここにはTVを置いたりせず、素敵なものを置くことを著者は勧めている。また、アイスポットとは、目を惹くものを置いた場所のことである。フォーカルポイントにどうしても雑然としたものを置かざる得ないときは、別の場所にアイスポットを作ることで、部屋の印象を変えることができる。

 動線とは、例えば、朝起きてから出かけるまでの人の動きである。動線な無駄があると部屋が散らかるので、収納の場所を工夫して動線を短くすると部屋が散らからない。本書には、動線を短くするための具体的なアイデアが記されている。例えば、下着やパジャマは寝室ではなく浴室に収納することを、著者は提案している。最初は変な提案だと思ったが、よく考えると、下着を変えたり、パジャマに着替えたりする場所は浴室なので、浴室にこれらがあれば、手ぶらで浴室にいける。なるほど合理的である。動線を短くする他の具体的なアイデアも参考になる。

 インテリアについては、「とりあえず」置くというのをやめることに尽きるようである。安いからとか便利そうだからで物を買わないことがポイントである。一度買ったものを捨てるのは心理的な抵抗が大きいので、自分が好きなものに出会うまでは買わないことが肝心である。

40代からの住まいリセット術―人生が変わる家、3つの法則 (生活人新書 329)

40代からの住まいリセット術―人生が変わる家、3つの法則 (生活人新書 329)