kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



民主党のマニフェストを読む

 今度の選挙に向けて民主党マニフェストを公表しました(民主党の重点政策MANIFESTO「今こそ、流れを変える時。」)。
 経済政策として、「「厚く、豊かな中間層を復活させる」とあります。ただ、これをどうやって実現するかが書いてありません。また、下のようにお互いに背反することを書いていたりします。背反することを両立させるには、妙手が必要です。その妙手が書かれていないため、絵に描いた餅に見えます。

  • 財政健全化を進め、未来への責任を果たします。
  • 消費税引上げは延期します。


 また、下などはどうとでも解釈できる書きっぷりで、何をしたいのか分かりません。

「過度な異次元緩和」よりも、経済、財政状況、市場環境
を踏まえ、「国民生活に十分留意した柔軟な金融政策」を
日本銀行に求めます。

 それに、「ばらまき財政」→「人への投資」とありますが、その人への投資の部分を読むと、投資というより、補助ですね。財源はどうするのでしょう? 財源のことも考えてね。

子育て支援、雇用の安定、老後の安心。
 「人への投資」で可処分所得を増やします。
子育て支援策の抜本的拡充、若い世代に対する結婚・出産支援策の強化により、「希望する人が安心して結婚、出産できる社会」をつくります。
非正規雇用の待遇改善、正規雇用の増大により、「若者が将来に希望を抱ける社会」をつくります。
・高齢者の雇用や地域活動を支援します。
社会保障制度の充実・安定化により将来不安を軽減し、「現役世代も高齢者も安心して消費できる社会」をつくります。
・介護報酬・障害福祉報酬をプラス改定し、介護職員・障害福祉従事者の賃金を引上げます。
・農業者戸別所得補償制度、6次産業化により、農家所得の向上を図り、新規就農者を増やします。

総花的に良いことばかり書くのではなく、戦略を示しても良いのではないかと思いました。