kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



映画

映画「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」を観た感想:映像に突っ込まれた多くのギャグに笑う

www.tondesaitama.com 映画「翔んで埼玉2」を観てきました。 面白かった。埼玉の郷土愛と自虐ネタが満載の映画だけれど、それ以外にも細かい無数のギャグが放り込まれていました。 特に、千葉解放戦線の船に乗り込むシーンの「阿久津はどうした?」と問う部…

映画「ミステリと言う勿れ」広島編 の感想

not-mystery-movie.jp 映画「ミステリと言う勿れ」を観てきました。 菅田将暉は良い役者ですね。上手でした。周りのことをよく見ていて、気になったことは周囲の気持ちを気にせず口にする人物です。この久能整を彼は上手に演じていました。TVドラマ「ミステ…

表面に留まる強さをもつ

受け手に対しても読み手に対しても、従って、まず要求されるのは表面に留まる強さです。作品の表面を理解することなしに意味や内容で即席に理解したようなふりをすることを拒否する強さです。 (「小説のストラテジー (ちくま文庫)より) これは、初めて読ん…

映画「君たちはどう生きるか」を観た:(感想)正しさを、心から納得できるようになるのが大人ってもんだ

スタジオジブリの宮崎駿監督の新作映画「きみたちはどう生きるか」を観てきた。 www.ghibli.jp 最初に書いておくと、この映画はハリウッド映画のようなエンターテインメントではない、いわゆる「一癖も二癖もある野郎どもがとんでもない冒険をする。そして、…

映画『THE FIRST SLAM DUNK』:キツくても…、心臓バクバクでも…、めいっぱい平気なフリをする、すげぇキツイから

映画スラムダンク『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 映画と原作の評判 この映画は、日本だけでなく韓国や中国でも大人気絶賛公開中だ。中国では、前売り券の興行収入が約22億6000万円を突破し、中国における日本のアニメ映画歴代興行収入1位を記録した。韓国…

映画「BLUE GIANT」の感想:ジャズを題材にしたワンピース

言ってみれば、これはジャズを題材にしたワンピースだ。 映画「BLUE GIANT」を観た。ストーリーは単純明快。田舎から東京に出てきた若者が、世界一のサクソフォンプレーヤーになる映画だ。「海賊王にオレはなる」のルフィーと同じだ。 【映画『BLUE GIANT』…

映画『かがみの孤城』の感想(レビュー):願いは悩みの裏返しである

movies.shochiku.co.jp 映画『かがみの孤城』を観ました。良い意味で予想を裏切られ、想像以上に面白かった。特にストーリーがよく練られています。原作は、辻村深月の同名小説『かがみの孤城』、本作は第15回本屋大賞を受賞していて、さらに売り上げ100…

映画「すずめの戸締り」の感想:善悪の入り乱れた世界で僕たちは生きていく、望ましくはサラッとした親切を持って。

新海誠監督の新作映画「すずめの戸締り」を観てきました。 suzume-tojimari-movie.jp 映画「君の名は」は、隕石が落ちてくる話だった。その次の「天気の子」は大雨による水害の話だった。では、こんどの「すずめの戸締り」は? と考えながら観ていると、地震…

映画「ガリレオ 沈黙のパレード」を観た:北村一輝の演技に注目

galileo-movie3.jp 映画「ガリレオ 沈黙のパレード」を観てきた。 映画「ガリレオ」は前作の「真夏の方程式」が、青い海の美しい映像が印象的な映画だった。前々作の「容疑者Xの献身」はよく練られたストーリーに夢中になった。 今回の「沈黙のパレード」は…

映画「ミニオンズ フィーバー」を観た感想

時間が空いたので、映画「ミニオンズ フィーバー」を観た。実は、あんまり期待していなかったのだけど、結構楽しめた。 minions.jp ストーリーは割と単純だけど、それが小難しくなくて良い。「世界一の大悪党」なんていうシンプルなセリフがポンポン出てくる…

映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』を観た:どんでん返しが続きに続く、観客としては素直に騙されると楽しい

confidenceman-movie.com 詐欺師3人組の活躍(?)を描く映画コンフィデンスマンJP。ロマンス編、プリンス編に続く3作目がこの英雄編だ。 今回は、登場人物それぞれの独立した視点でストーリーが描かれる。そのストーリー構成は伊坂幸太郎の小説にも似てい…

映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」の感想

kaguyasama-movie.com 映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」を観た。主演は、平野紫曜と橋本環奈。 ストーリーは、「恋愛は告白したら負け」という信念を持つ二人が、相手に告白させようと策をめぐらせるもの。内容はドタバタ劇…

映画「竜とそばかすの姫」の感想:とても好き。最後に暖かい気持ちになる映画。

ryu-to-sobakasu-no-hime.jp 細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」を観ました。 とても良かった。 細田守と言えば、 時をかける少女 サマーウォーズ おおかみこどもの雨と雪 バケモノの子 未来のミライ これらを監督した人。私は全て観ました。未来のミライ…

「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版:||」を観て、僕も大人になったと思った。 

シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版:||を観てきた。来週(2021年7月19日)に上映終了というニュースを知って、慌てて観に行った。 1995年にTVシリーズが始まってから既に26年経っているし、2007年の劇場版(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序)から14年が経っている。…

映画「シドニアの騎士 あいつむぐほし」を見た感想

独特な世界感を舞台にラブコメを描いた名作の完結編。キャッチフレーズの「身長差15メートルの恋」もグッときて良い。映画館で観て良かった。

映画「コンフィデンスマン JP プリンセス編」を観てきた(ネタバレ注意)

映画「コンフィデンスマン JP プリンセス編」を観てきました(映画館に行くのは久しぶり、半年前に「パラサイト 半地下の家族」を観て以来)。 confidenceman-movie.com コンフィデンスマンJPは、同名のTVドラマを映画化したもの。長澤まさみ、東出昌大、小…

映画「パラサイト 半地下の家族」を観てきた、

www.parasite-mv.jp カンヌとアカデミーを獲った映画「パラサイト 半地下の家族」を観てきました。 あんな終わり方をしなくてもいいのになぁー、というのが私の感想。 カンヌとアカデミーを獲っただけあって、多くの映画評論家のコメントがネットで読める。…

アナと雪の女王2を観た。歌と映像が素晴らしい、ストーリーはシンプル。

www.disney.co.jp アナと雪の女王2を、英語版(日本語字幕版)で観ました。良かったです。 アナと雪の女王は、ミュージカルの構成を映画に持ち込んだことでしょう。今回は、さらに歌が多めでした。歌が多いとセリフが少なくなるため、ストーリーはその分シ…

ジョーカーの次は誰だ?

映画「ジョーカー」がヒットしている。ヒーローバットマンの敵役のジョーカーに光を当てた映画だ。 ハリウッド映画は、これまで様々なヒーローものを作っており、その数だけ敵役が存在する。それだけに、敵役にスポットライトを当てた映画の企画が、今頃ハリ…

映画「蜜蜂と遠雷」の感想:松岡茉優と松坂桃李の演技と、映像表現、音楽に注目して欲しい

mitsubachi-enrai-movie.jp 映画「ミツバチと遠雷」を観ました。 良かったですよ。主演の松岡茉優さんは熱演でした。私は、彼女を知らなかったのですが、調べてみると「ちはやふる」のクイーンの役の人なのですね。映画の間、ずっと思いつめた表情の演技をし…

映画「HELLO WORLD]を観てきた

hello-world-movie.com 詰め込みすぎな点はあるけど、舞台設定が新しくて面白かった。 SF映画としてこの映画を見ると、舞台設定はIoT(Internet of Things)やDigital Twinの発展した世界。事象全てがサーバに記録されている世界。京都の街、その過去から現在…

映画「天気の子」は新海誠節全開だった。丁寧に儚なさを描き、エンディングのスケールが大きい

新海誠さんの映画「天気の子」を見てきました。 大ヒット映画「君の名は」の次の作品ということで、期待半分不安半分です。 新海誠さんの映像作品といえば、高校生男子のうまくいきそうでいかない恋愛が殆ど、全体的に世界は鬱屈としていて彼・彼女の二人の…

コンフィデンスマンJPであなたの発想の大きさが試される

コンフィデンスマンJPを封切り日に見た。 confidenceman-movie.com 敵役の三浦春馬が好演している。詐欺師役として、大げさな表情とジェスチャー、胡散臭いキャラクターを上手に演じている。 見所の謎解きは伏せておく。 コンフィデンスマンJPのお約束として…

埼玉に住んだことがあるなら是非見たい映画「翔んで埼玉」

前代未聞の茶番劇。 これほど「茶番劇」という言葉の似合う映画を私は知らない。作風は、パタリロと似ている。ボーイズラブにベルサイユのバラを足したもの。無駄に豪華な上流階級風な人々がストーリーを進める。 主演のGACKTがこの作風の中で好演している。…

映画「ボヘミアンラプソディー」には救われない気持ちになる

映画 ボヘミアンラプソディーを観てきました。 なんだか救われない気持ちになります。 才能のあるものが成功の中で孤独になり、セクシャルマイノリティであることがそれに拍車をかける。最後にチャリティコンサートがカタルシスとして描かれている。 映画の…

映画「バッドジーニアス」が最高に面白い

映画「バッドジーニアス」が最高に面白かった。 maxam.jp 日本では一部の映画館でしか上映されていないが、観客の評判は高い。上映スクリーン数の少なさは、タイ映画という知名度の低さのせいかそれとも広告費が少ないせいかは不明だが、それと映画の内容は…

映画 未来のミライ:誰に向けた映画なのか分からない

細田守監督の最新作「未来のミライ」を観てきました。 感想は微妙。誰に向けた映画がよく分かりません。子育て映画だとすると、私がターゲットカスタマでは無かったということでしょう。 若い夫婦で3歳くらいの男の子のいる家庭が舞台。男の子の名前はクンち…

忙しい映画トランスフォーマー/リベンジ

TVでトランスフォーマー/リベンジを観た。 忙しい映画。一言でいうとこんな感想。 サイバトロン、デストロン、プライム、米軍の親サイバトロン派、米軍の反サイバトロン派、主人公のサム、サムのガールフレンドのミカエラ、この7つが入り乱れてストーリを展…

映画「リズと青い鳥」:居心地の良い場所と飛べる場所が異なる葛藤を淡々と描いている

童話「リズと青い鳥」をモチーフにして、高校吹奏楽部の女子二人の葛藤と決心を描いた映画。 居心地の良い場所と飛べる場所が異なる。そんな葛藤の中で、童話で孤独な少女リズは大好きな青い鳥を自分の元から解き放つ。 吹奏楽部の孤独な少女みぞれは、卒業…

映画「セブンシスターズ」:人口爆発に苦しむ近未来社会を描いた問題作

kota.hatenablog.com ハワイに行く飛行機の中で映画「セブンシスターズ」を観ました。 人口爆発に苦しむ未来社会が舞台。一人っ子政策が徹底され、二人目以降の子供はコールドスリープを強要される。そんな中で7つ後の姉妹が隠れて生活する物語。彼女らは、…