金属板に木ネジで止めていた箇所がスカスカに抜けるようになった。そこでネジ穴をパテで埋めて、再びネジが止まるようにした。使ったパテはロックタイト(LOCTITE)多用途補修パテ。とてもうまくいった。
木材の場合は簡単だ。木材に木ネジで止めていた箇所がスカスカになったら、ネジ穴を木工用ボンドで埋めて木ネジを打ち直せば良い。
これが金属板だとちょっと難しい。今回の金属板は厚さが2mmと薄くて、向こう側は中空になっている。だから、しっかり金属に付く接着性が必要。しかも、木ネジをねじ込んでいくための適度な硬さも必要、硬すぎて木ネジが刺さらないようでは困る。
そんな都合の良い接着性と硬さをもったパテを探していたら、LOCTITEをみつけた。これは、パテの固まりを練って使うタイプ。練るための手袋が付属している。パテに粘着性があり、練っている途中で手袋にくっついてくる。この粘着性が嬉しい。
手早くよく練ったら、金属板に開いたネジ穴(今回は径が5mm)にパテを押し込んでいく。金属板の厚さは2㎜しかないので使うパテは少量で十分(多量にパテを押し込んでも金属板の向こうに抜けていくだけだから)。パテが乾く前にネジを押し込んで、パテにネジ穴を開けておく。
1時間後パテを見たら、硬くなっていて軽く押し込んだネジがびくともしない。これ以上ネジを押し込む必要がなさそうなので、そのまま使うことにした。
具体的な使用箇所の写真を載せておく。
ドアの上部に、戸開き止めのストッパーがついていて、そのストッパーの片方(赤丸をつけた方)が、金属板にビス止めしている。写真では分からないけれど板の裏側は木ではなく空洞である。
今回は上向きにパテをつけていくことになるため、パテがタレてこないか粘性も気になっていた。ロックタイトはこの点でも全然問題なし。練ったロックタイトを上向きに押し付ければそのままくっついた。
補修箇所をアップで撮った写真が以下。
写真で少しネジが浮いているのが分かる。練ったパテをネジ穴に押し込んで、写真で示す程度の深さにネジを埋めて、パテが固まるのを待った。パテが固まった後はネジもがっちり固定されており、これ以上ネジを押し込む必要を感じない。
まとめ
金属板に木ネジ止めした箇所がスカスカになったので、パテで埋めてネジを固定した。
使用する前は、パテが金属板にしっかり接着するか、木ネジが食い込んでいく適度な硬さがあるか、そして上向きにパテをつけて垂れてこない粘性があるか心配だった。今回使用したロックタイトはそのどれも完璧だった。また、今回は5g×2個の少量のものを買ったが、これが正解。結局5gのものを1個だけ練って使ったが、実際使ったのは2gくらいだった。私の場合、ホームセンターより通販が圧倒的に安かったので通販で購入した。