kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



さぁ、つるバラをやるぞ

 うちには、地植えのつるバラが一本ある。ドンファンという名のバラで、大きな花、花質はベルベットのよう、花数は多く、花もちもよい。そのうえ、四季咲きで良く咲く、実際、春、梅雨、夏、秋、冬(休眠するまで)と、ずっと咲いている。休みなく咲く様子は、ブラック企業で働く労働者のようだ。

ずっと繰り返し咲いているドンファン

 ショップ「バラの家」のデータを参照すると、こんな感じ。

  • 開花性:四季咲き
  • 樹勢:強い
  • 耐寒性:強い
  • 耐暑性:強い
  • 黒星病(に対する耐性):普通
  • うどんこ病(に対する耐性):普通

 特に「樹勢:強い」がもの凄くて、10段階評価なら9と10のMAXレベルな印象だ。

 

 最近は、耐病性の強い品種が出てきているが、バラの敵は病気だけではない。虫もいる。アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、チュウレンジバチ、ネキリムシ、テッポウムシなど、いろんな虫がバラを狙っている。

 しかし、ドンファンはそれらの全ての攻撃を、「樹勢:(もの凄く)強い」という特殊スキルで跳ね返していく。うどんこ病が葉に出ても気にすることなく成長し、虫に葉をかじられてもそれ以上の速さで新葉を出し、テッポウムシに穴をあけられてもシュートを出す。

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ドンファンに開いたテッポウムシの痕

 

 こんなドンファンにも弱点はある。冬の誘因が大仕事なことだ。

 たくさん出た枝を切って切って切りまくる。切り落とした枝の量も半端なく多い。そして、残った太い枝を誘因するのも大変だ。一気に枝を水平にすることはできないので、少し曲げては枝を固定し、一週間後にさらにもう少し曲げるといったことを繰り返す。

 

 今年も、ドンファンの冬選定の時期がやってくる。最初にやることは、剪定ばさみを研ぐこと。太い枝を力づくで何度も切ると疲れてしまう。何よりもパチパチと良く切れたほうが気持ちが良い。私は、岡恒さんの 剪定鋏用砥石 を愛用している。

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まずはハサミを研ぐ