kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



いつも「時間がない」あなたに:忙しさはミスを呼ぶ、想像以上にひどいミスを

 この本は、時間管理の本ではなく、認知能力や心理学的な影響について深く掘り下げた本です。時間やお金に関する悩みを抱えている人にとって、非常に参考になるでしょう。

 本書のタイトルは「時間がない」となっていますが、実際には「お金がない」「友達がいない」など、さまざまな欠乏状態にある人の行動パターンについて分析しています。

 時間が足りないと感じるとき、集中力は高まり作業効率は上がりますが、視野は狭くなり認知能力も低下します。その結果、長期的に見ると失敗が増え、それを修正するためにさらに時間を消費します。つまり、欠乏は欠乏を生み出す悪循環に陥ります。

 お金が足りないと感じるときも同様です。目先の支払いに困っているとき、高金利のローンを組んでしまったり、借金地獄に陥ったりするのも、同じ心理メカニズムが働いています。

 

 この本を読んで、時間管理法であるGTD(Get Things Done)は理に適っていると思いました。これはタスクリストを作成する作業と、整理する作業を分けて行う方法です。私は、タスクを整理する回数が減ってくると、注意が必要だと感じています。