kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



自由って難しい

 自由が大切です。自分の行動を自由に決めることは大切だし、他人の自由を邪魔するのは悪と言われます。

 でも、「自由」って何?と訊かれれば答えづらいものです。

 

 埼玉県の市民プールでグラビアアイドルの水着撮影会が中止にさせられたことがあり、女子を水着モデルにすること自体どうなのという議論がありました。それに対して、自由意志でモデルの仕事を契約しているので問題無い的な感想を目にしました。

VOL.22自分は水着にならないと価値がないと思っている女の子へ | 石川優実ニュースレター「for myself」 (theletter.jp)

 

 別の例で、FIRE(Financial Independence Retire Early)にあこがれる人は、経済的な自由を求めてのことでしょう。「こんな仕事、辞めたい」と思いながらも、生きていくにはお金がいるため会社を辞められない、不自由な状態が嫌われているのだと思います。ただ、その会社で働くかどうかは自由意志で決めたのですから、こういう場合、僕たちには「自由」があるのかどうか悩ましいところです。

 

 『これからの「正義」の話をしよう(マイケル・サンデル)』を読むと、真の自由とはその行為の目的を自分で選ぶこと、という趣旨のことが書いてありました。

 

 食費を得るためにこの会社に就職するというのは、どの会社を選ぶかという手段の点では自由ですが、食費を得るためという目的においては自分で選べないという意味で、真の自由ではないということでしょう。

 

 「自由」というのも難しいものです。