kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



活力剤リキダスを再購入した理由

 これまで使っていた活力剤のリキダス(800mlサイズ)がなくなったため、新しくリキダスをリピート買いしました。ここでは、リキダスをリピート買いした理由を書いていきます。

 

活力剤とは何か?

 最近世界的に売り上げを伸ばしている園芸・農業資材にバイオスティミュラント資材というものがあります。活力剤はその一つです。植物の生長は、以下の二つの理由で理想状態で育てた場合より悪化します。バイオスティミュラント資材は、環境ストレスによる成長悪化を軽減します。

  • 病害虫の被害(病害虫ストレス)による悪化
  • 栽培環境(日当たり、水分量、土壌の質、必要元素の量)が理想状態から外れる(環境ストレス)ことによる悪化

 バイオスティミュラント資材はまだ発展途中の資材で、効果の出る理由がよく分からないものも多く、また環境ストレスの少ない状態で植物を育てた場合には効果が小さくなるなど、育成環境によって効果が変わり、効果の比較が難しいです。そのため、バイオスティミュラント資材をロマン資材と呼ぶ人もいます*1

 

私がバイオスティミュラント資材を使う理由

 私がバイオスティミュラント資材を使う理由は二つあります。

 私が鉢で育てているバラは、冬になると鉢から株を抜いて、土を新しいものに取り替える必要があります。この土替えの際に新しい土を買うと結構なコストがかかります。そのため、私は古い土を再生利用しています。

 古い土を再生するにあたっては色々工夫していますが、やはり銅や亜鉛などの必要微量要素が失われるため、理想的な土とは言えません。この土の悪さを補いたいのが、この資材を使う一つ目の理由です。

 二つ目の理由は、私は水やりが下手なためです。植物に水をやり過ぎれば根腐れし、不足すれば枯れます。ちょうど良いタイミングで水やりするのはかなり難しいです。この水やりの下手さをこの資材で補いたいと思っています。

 

リキダスの良いところ

 バイオスティミュラント資材の中で、私がリキダスを選ぶのは、以下の長所があるためです。

  1. 成分と効果がはっきりしている
  2. 液体肥料ハイポネックス原液との組み合わせが良い
  3. 他のバイオスティミュラント資材と比べて安価

 1番目のリキダスの成分と効果については別記事に書きました。よろしければ参照してください。

 【活力剤リキダスの有効成分と効果に、特許資料から迫る - kotaの雑記帳 (hatenablog.com)

 

 2番目のハイポネックス原液との組み合わせの良さについては、含まれている微量要素の重複がないためです。それぞれに含まれる微量要素を以下の表に記します。この表より、重複なく微量要素が含まれているのが分かります。

植物に必要な要素
(4番目のカルシウム以降は微量要素)
植物に必要な要素 ハイポネックス原液 リキダス
窒素  
リン酸  
カリウム  
カルシウム  
マグネシウム  
硫黄    
 
マンガン  
ホウ素  
亜鉛    
 
モリブデン  
塩素    
ニッケル    

 

 3番目の安価な点については、例えば、ハイポネックス ストレスブロックやバイオゴールド バイタルなどと比べてみれば明らかでしょう。高価なバイオスティミュラント資材を買うくらいなら、良い土を買う方が効果は高いでしょう。

 

まとめ

 活力剤リキダスをリピート買いしました。リキダスは植物の環境ストレスによる成長悪化を緩和します。

 私の育てているバラにとって、使っている土の悪さと、下手な水やりは、環境ストレスになっています。これを低コストで補ってくれると期待しています。