先日、ペチュニアの試験品種を2つ手に入れました。シックな花の色が美く、とても気に入っています。もっと多くの苗が欲しいのですが、試験品種であるため新規購入が難しいため、挿し芽で増やすことにしました。
挿し芽の失敗しやすい原因
私は、これまでバラなど何度も挿し木をしたことがあり、ネットの情報通りに行うと失敗しやすいポイントが分かっていますので、これらを改善します。これまでの経験から改善したい点は以下の通りです。
- 発根状態を観察したい:私は、途中で発根状況を確認したくなり、まだ根の出ていない挿し穂を土から抜いて、枯らしてしまうことがよくあります。そこで、発根状態を外から観察できるようにしようと思います。
- 風による失敗を減らしたい:風が吹くと、葉からの蒸散が増え、挿し穂の水分バランスが崩れ、挿し木が失敗することがあります。また、風で挿し穂が揺さぶられることも失敗の原因となります。
- 雨による失敗を減らしたい:雨が挿し穂にあたると、挿し穂が揺さぶられ、失敗の原因になります。
改善のため鉢を選択
そこで、今回は、100円ショップで売っていたプリンの容器を使用して挿し芽を行うことにしました。
この容器は透明ですから、挿し穂が発根したことを、外から見ることができます。また、蓋が付いていますから、風や雨の影響を減らすことができます。
容器の底には予め穴を開けて空気と水が通るようにします。また、蓋には十字に切れ込みを入れて湿気がこもらないようにします。
挿し芽の方法
太さと長さのある枝を選んで挿し穂を作ります。今回は、3節以上長さがある枝の中で太いものを選びました。これを以下のようにして挿し芽を作り、発根促進剤も使い、挿しました。
- 枝の一番上の芽(生長点)を取り除く。
- 枝の上部に葉を二つ残し、それ以外の葉を全て切り取る。
- 枝の下端を斜めに切り、土に挿す。
挿し芽に使う土
今回は、挿し芽の土にピートモスを使いました。バラの挿し木には、挿し穂がぐらつかないように重さのある赤玉土や鹿沼土を、私は使いますが、今回のペチュニアは挿し穂が軽いので軽いピートモスでも挿し穂を支えることができ、その上ピートモスは柔らかいので根が伸びやすいためです。
挿し穂の置き場所
挿し穂が根を出すためには光合成をする必要があり、5000lx~20000lxの程度の明るさが必要です。これは曇りの日の屋外の明るさに相当します*1, *2
。例えば、蛍光灯で照らされた室内の明るさは500lx程度なので、これでは明るさが足りません。
そこで、早朝のみ直射日光が当たる場所に置くことにします。
まとめ
ペチュニアの挿し芽を、100均ショップで購入した透明なプリンの容器を使って行いました。失敗しても成功しても結果を、この記事に追記して行こうと思います。