kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Cyber-shot WX70のレビュー

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 旅行用にソニー デジタルカメラ Cyber-shot WX70を購入した。1万円台中半の価格でした。私は普段はリコーのGR Digitalを使っていますが、WX70のようなエントリ機を触るのは久しぶりです。WX70は2012年2月に発売されたカメラで新しいカメラです。

仕様

 仕様は下の表の通り(私が重要だと思う部分だけです)。

センサータイプ 1/2.3型 "Exmor R" CMOSセンサー
有効画素数 約1620万画素
レンズタイプ カールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ
(レンズ構成:5群6枚(非球面レンズ3枚))
F値(開放) F2.6(ワイド端時) -6.3(テレ端時)
焦点距離 f=25-125mm (35mm換算値(静止画4:3時))
光学ズーム 光学5倍
モニタータイプ 3.0型(16:9) / 約92.1万ドット / エクストラファイン液晶
重量 98g

 上の仕様を見て思うのは、センサーサイズは一般的なコンパクトデジタルカメラサイズ。センサーに"Exmor R"を使っているのは嬉しい*1。有効画素数は一般的*2。レンズタイプのカールツァイス「バリオ・テッサー」も嬉しい。カールツァイスはドイツの有名レンズメーカ、カメラ好きにはあこがれのブランドです。F値は2.6ってすごく明るい、この明るさはすごいと思う。焦点距離は、25mm-125mmと部屋の中の撮影に適した25mmと人物撮影に適した80mm〜105mmをカバーする。光学ズームの5倍は十分、これ以上のズーム倍率を出そうとすると弊害(レンズが暗くなりがち、絵が歪みやすくなる、重量が重くなる)が出やすくなる。モニターは3型と大きく、実際見てみると表示も美しい。重量の96gはびっくりするくらい軽い。

試し撮り

 さて、カメラは写りが良くて何ぼなので、いくつか写真を撮ってみました。
 下の写真は、薔薇のブラスバンドの花です。コンパクトカメラなのに、背景をしっかりぼかすことができました。F2.6という明るいレンズのおかげです。ここまで背景がボケるとは驚きました。


 次に、薔薇の”あおい”です。花のあずき色と葉の緑色がきれいに出ています。色も上手にでるようです(バラの花は色が鮮やかで色飽和が起きやすいのに、綺麗に色が出ていてすごい)。


 次は、近所の猫を望遠端を使って撮りました。シャープネスをしっかりかかったた画質です。カリっとした画質が好みの人に合いそうです。


次は、夜景を撮影しました。撮影時はこの写真以上に暗くて絶対まともに写らないだろうと思いながら撮ったのですが、とても雰囲気良く写って驚きました。「プレミアムおまかせオート」で撮影したため、WX70がISO 1250に感度を上げています。ISO 1250なんて高感度なのに、ノイズが抑えられて綺麗に撮れています。ソニーのノイズリダクションアルゴリズムは優秀なんだなぁと感心します。

撮り比べ

 今度は、リコーのGR Digital と比べてみましょう。GR Digitalはキレのあるレンズと大型撮像素子を積んだ名機です。どちらがWX70か分かりますか?私には分かりません(笑)。すごく優秀な写りだと思います。


紫のバラ

白いバラ

ケーキ

優れたタッチパネル

 最後に操作性について述べます。このWX70はタッチパネルで操作します。私はタッチパネル式のカメラを初めて使いましたが、軽快な操作感で楽しかったです。カメラの操作が苦手な女の子に触ってみたところ、「タッチパネル式は分かりやすい」と大絶賛でした。操作できるボタンのみが画面にでることが、非常に分かりやすいとのことでした。ま、考えてみればGR Digitalのようにボタンやダイヤル類がたくさんついていると、まずカメラの操作メニュー体系が頭に入っていない人が戸惑うのは当然かもしれません。

本格的に撮影

 WX70は、GR Digitalと比べても互角な写りということが分かって、俄然やる気が湧いてきました。気合を入れて撮影してみました。


 一つ目は、バラの花です。白いほうが”みさき”、赤いほうが”あおい”です。凛とした雰囲気が伝わると嬉しい。


二つ目は、ヒマワリ(見たまんまですが)。今日は雨だったので青空とはなりませんが、ハイキー気味にしてもヒマワリの黄色がしっかり出ていることが嬉しくって掲載します。

まとめ

 ものすごく久しぶりにエントリカメラを買いました。

  • F2.6という明るいレンズのおかげで、背景を綺麗にボカすことができる。
  • 出来上がった写真の色も綺麗。
  • タッチパネル式の操作は、使いやすい

感想

 今の1万円台のコンパクトデジタルカメラって、すごく良く写ることに感心しました。また、WX70のタッチパネル操作はとても分かりやすいようで、カメラ操作の苦手な女の子も大絶賛しておりました。私はエンジニアですが、これには、ユーザインタフェースの有り方についてもっと勉強が必要だなぁと再認識しました。
 WX70は光学5倍ズームですが、タッチパネルはそのままで光学10倍にしたWX170という機種もこの夏に発売されたようです。タッチパネルの評判が良かったのだろうなぁと想像しています。

追記

2012年8月17日

 香港旅行にWX70を持っていきました。夜景の写りは抜群に良かったです。夜景を撮影すると、撮れた写真と夜景を見たときの記憶がずいぶん違ってしまい、Lightroomで補正したくなるのですが、WX70は夜景らしい夜景の絵を出します。

2012年10月2日

 バラが咲いたのでWX70で撮ってみました。逆光気味の難しいシーンですが、上手に撮れています。こういう難しいシーンではCX1よりもWX70はかなり上手に撮影します。

2013年5月13日

 雨の中で咲くバラをWX70で撮ってみました。花の写真はすごく上手に撮れるカメラだと思います。


ソニー SONY デジタルカメラ Cyber-shot WX70 (1620万画素CMOS/光学x5) ホワイト DSC-WX70/W

ソニー SONY デジタルカメラ Cyber-shot WX70 (1620万画素CMOS/光学x5) ホワイト DSC-WX70/W

*1:ソニーはセンサーメーカとして大きなシェアを持っている

*2:個人的には1000万画素程度で十分なんだけどね。