kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ポジティブシンキングの授業

 伊勢丹のカリスマバイヤーとして名を馳せた藤巻幸夫さんの著書「絶対に仕事が楽しくなる ポジティブシンキングの授業 (ビジネスマンの学校)」を読んだ際のメモです。
 この本には「絶対に仕事が楽しくなる」という副題がついている。藤巻幸夫さんは、アパレル出身であるため、業界違いの私が本書から何か得るためには、本書の内容を咀嚼することが必要。ちょっとまだ咀嚼できていない。

 本書は、五章から成り立っていてそれぞれ

  1. 人脈
  2. 突破力
  3. センス
  4. マネージメント
  5. 企画力

各章毎に心に響いた部分を取り上げる*1

人脈

 人脈を作るためのコツが書かれている章である。

3秒ルール

 周りの人のテンションを下げない。そのためには、電話には3秒で出る。初対面の人との挨拶では、3秒以内に相手を褒めるあるいは和ませるようなことを言う。

ほめなさい、針の穴を探してほめなさい

 とにかく褒める部分を探す。それが針の穴ほど小さな部分しかなくとも。
 藤巻さんは、勝間和代を紹介された際に、「うわ、かわいい」と褒めたという。褒めたのは実は、勝間和代の名刺のデザインを褒めたのですが。つまり、褒める際に演出も必要ということ。

若いコには、聞け、聞け、もっと聞け

 若い人、特に若い女の子との間に壁を感じることも多い。「彼女たちの頭の中、どうなってんのかわからない」と嘆いていても、若い子との人脈は広がらない。若い子との人脈を広げるコツは、とにかく聞いてあげること。「何が好き?」「昨日、どこに行ったの?」「それ、どこで買ったの?」なんでもいい。質問が誘い水となって若いコが話してくれる。

批判と批評で物を見るな

 私が、一番響いたのは、ここ。自分と他人、あるいは私たちとあなたたち と分けてしまうと、違いを批判したり批評したりしがち。批判と批評からは人脈は生まれない。みんな友達というマインドが大切。

やっぱり楽しい人の周りに、人が集まる

 恥をかくことを恐れずに、楽しい人になろう。そんな人の周りに人は集まり、人脈が広がる。

突破力

 とかくビジネスは低位均衡におちいりがち。そんなときに突破口を見出す力、突破力。では、突破力をどうつけるかという話。

小さな成功を積み重ねて突破しろ

 何でもよい、例えばレポートの締切が迫っているなら、最高のレポートを仕上げるように努力する。こうした小さな成功の積み重ねが大きな成功につながる。
 その逆の大きな成功を目指して、小さな雑事をおろそかにする人は、うまくいかない。

成功したゴール地点をイメージする

 上と逆で、小さな雑事をコツコツするだけでなく、大きく成功したイメージを具体的に持つことも大切。ビジョンのないプランは成功しない。
 これと似た話が本書のp160に載っています。「スケールの大きな言葉を使うと、最初の一歩が半歩となる。(中略)例え夢であってもいい。リーダーが自分の志を周囲に伝えるとき、なるべく「社会」とか「人類」とか「世界」とかスケールの大きな言葉を使う」 これも趣深い。よく咀嚼して自分のものにしたい。

わからないときには、瞬間、90度のお辞儀

 わからないことは素直に「わかりません」というのが、ビジネスマンの鉄則。良くわからないと感じたら、その瞬間、90度のお辞儀をして、「すみません。今のお話し、よくわかりません。教えてください!」誠意を示してお願いしましょう。
 大きな言葉を使っていると、自尊心が肥大して素直さがなくなりがちです。分からない時は、素直にかつ誠意をもって「わかりません、教えてください」と言うのは、すごく大切だと私も思います。

センス

 企画に必要なセンスを磨くための心構えが記されている。

見ないで判断するな! 感じないで批判するな!

 他人の評価をうのみにしない。自分で見て・感じて、判断すること。

「2000円の定点観測」のススメ

 コーヒ一杯2000円、そんな高級店に行って、その店内や客の様子を自分の目でみることも必要。ワングレード上でセンスを磨く。

リーダ

 リーダの心構え、あるべき姿が記されている。

余白のある戦略を提示しろ

 戦略の100%を部下に示さない、40%を示す。残りの60%を部下にゆだねる。これにより、部下の能力の広がりを期待する。

部下には報告書よりも企画書を求めろ

 こんなことしましたという報告ではなく、こんなことをしましょうという企画書を、部下に求める。

企画力

 企画力を磨くための方法が記されている。

すべて「楽しい」からスタートする

 自分が楽しいものから、発想する。

反対側を見る勇気を持ちなさい!

 トレンド(その時の流行)に乗かって、新たな企画を探すのは非常に難しい。あえて、トレンドの逆に気を配る。

蛇行歩きをしてみませんか?

 最短距離を歩くのでなく、時には寄り道をする。

*1:まだうまく咀嚼できていないので、長くなりそう。