kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



良い土について調べた

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はじめに

 園芸をやっていると、初めは肥料のことが気になるのですが、だんだん土のことが気になるようになってきます。植物は根から養分を吸収しているので、根張りが悪いといくら肥料をやっても、植物は育たない。では、根張りの良しあしは何で決まるかというと、土の良し悪しで決まります。

土の基礎知識

 良い土をよくフカフカの土と言ったりしますが、これは土の三層(気層、水層、個層)のバランスが良いことを意味しています。
 植物を植える際に園芸店で買った培養土を使えば、最初はこの三層のバランスが取れているのですが、水やりなどにより土の塊が崩れて小さな粒になり、気層(土の中の空気の量)が減ってきます。いわゆる土が固くなるということです。ところが、自然は良くできているもので、土の中にはwikipedia:土壌微生物がおり、これが土の中の有機物を分解することで、土の団粒化(土が固まりになること)が起こります。

私の疑問

有機物ってなんだろう?

 「土をフカフカにするために堆肥を土に混ぜ込みます。ただし堆肥は完全に発酵した良質のものを使います。」という情報を本やネットで良く見かけます。堆肥の材料は有機物ですが、発酵した(つまり微生物により分解された)堆肥は無機物の筈です。では、無機物である発酵した堆肥を土に混ぜても微生物は何を分解しているのでしょう?
 この疑問に答える情報はあまりに断片的で信頼してよいのか分かりませんが、一応集めた情報を総合してみます。

  • 堆肥の発酵というのは窒素含有率の高い有機物を分解して窒素(無機物)にすることであり、一方で土の団粒化でいう有機物とは炭素含有率の高い有機物のことである。炭素含有率の高い有機物は分解に時間がかかるので、土に混ぜても分解の過程で出るガスで根を痛める心配がない。
鉢植えで土に有機物を混ぜて意味があるの?

 鉢植えでは水やりの回数が多いので、土の団粒が破壊される速度も速いようです。一方で、有機物の分解による土の団粒化の速度はどれくらいなのでしょう? もし、団粒破壊のペースが団粒化の速度よりも速いのであれば、理想状態よりも悪い状態で平衡状態に達するはずです。植える植物によると思いますが、それで良いのでしょうか? 鉢植えの土の再生方法では、よく「古い土から根などのゴミを取り除いて、さらに堆肥と肥料を混ぜれば土は再生します」という情報を見かけます。これって本当でしょうか? ひょっとしたら、この方法で再生した土はすぐ使うことはできず例えば2か月ほど寝かして団粒化が進んでから使う必要がある可能性もあります。
 この疑問に対する情報をみつけることができていません。自分でも少し実験してみようかと思っています。

まとめ

 植物を育てるにあたって土のことが気になって調べた内容をまとめました。本やネットにある情報はどうも民間療法的(例えば、コラーゲンを食べるとお肌のコラーゲンが増えてお肌がツヤツヤになるみたいな、、、、、、)な情報が多いので、それが本当かどうか注意が必要でしょう。

おまけ

 ショップ「バラの家」で買った苗の土は、すごく乾きやすい土だった。バラの家店長曰く、通気性を重視しており、そば殻を入れているとのことですが、中々良い根張りをします。これくらい乾きやすく土を作るのかな。


そば殻の入った土



良い根の張り方をしています。