今年からバラに腐植酸を与えることにしました。
はじめに
バラ苗専門店「バラの家」から「根を育てる肥料」というものが売られています。レビューを見ると”シュートがバンバン"出ると書かれています。また別のレビューに、これは腐植酸ではないかという憶測も書かれています。
そこで腐植酸について調べたところ良さそうなので、私も腐植酸を使ってみることに決めました。
【参考記事:園芸で最も大切なのは土、深く調べてみた - kotaの雑記帳 (hatenablog.com)】
腐植酸の効果
腐植酸は、土に吸着されてバラが吸えない肥料分を、バラが吸えるようにします(キレート効果)。肥料分の中でも、特にリン酸を吸えるようにする効果が高い。
リン酸が効くとシュートがバンバン出る
このリン酸は、植物の成長点に効き、根の分岐や芽の分岐を促します。このため、多くの根が張り、花芽も多くつきます。
リン酸を十分にバラが吸えると、根が増えるため、シュートもバンバン出ると言うわけです。
バラの土には多くのリン酸が蓄えられている
バラは肥料食いと言われるように、施肥量の多い植物です。
しかし、バラの土に良く使われる赤玉土(火山灰土)は、リン酸吸収係数が高く、与えたリン酸の80%以上が土に吸着され、バラは利用できずに土に溜まっています。
【参考記事:JA リン酸吸収係数】
腐植酸を土に混ぜることで、土に蓄えられていた多くのリン酸をバラが吸収することができ、バラの根がどんどん張っていきます。
腐植酸に適した土とは
腐植酸の効果は、土に吸着されたリン酸をバラが吸えるようにすることですから、多くのリン酸を吸着した土に使うことが最も効果的です。これには二つの場合があります。
- 地植えのバラで、昨年も肥料を上げていた場合
- 鉢植えのバラで、昨年使用した土を再生して使っている場合
逆に言うと、新しい(昨年肥料を与えていない)土に腐植酸を使うことは効果的ではありません。
まとめ
バラが多くの根を張るために大切なリン酸を効かせるために、腐植酸を使うことにしました。与えたリン酸の80%以上は土に吸着されバラは吸えていない。昨年与えた肥料の殆どのリン酸が土に残っていることになります。腐植酸を使うと、これを有効利用できます。
私が使っている腐植酸のリンクを貼っておきます。ご参考です。